性格の不一致による離婚、よく耳にしますが一体何なのでしょう?
私自身、性格なんて元々違うとわかって結婚したはずが、結婚して随分経った今性格の不一致が原因で離婚危機にいます。
そもそも性格が合うか合わないなんてフィーリングでしかなくて、いつ崩れてもおかしくない理由でずっと一緒になんて暮らせませんよね。
無理をしてこじれてしまった私なりに、性格の不一致について考察してみました。
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性格が一致する夫婦はそもそもいるの?
調停の申立書に選択肢として掲載されている離婚したい理由は以下のとおりです。
- 性格があわない
- 異性関係
- 暴力をふるう
- 酒を飲みすぎる
- 性的不調和
- 浪費する
- 病気
- 精神的に虐待する
- 家族をすててかえりみない
- 家族との折り合いが悪い
- 同居に応じない
- 生活費を渡さない
- その他
[引用元:裁判所 司法統計 家事 平成30年度 調べ]
性格の不一致が離婚原因の一位に挙げられるのは最近に始まったことではありません。
ですが性格が完全に一致する夫婦は本当にいるのでしょうか?
モヤモヤしたパートナーへの不満が重なって、性格が合わないからモヤモヤするんだと自分を納得させるための理由になっているのではないでしょうか。
具体的にどんなモヤモヤがあるのかを自分なりに考察してみました。
性格の不一致とは?考察①親の価値観の不一致
人の価値観の大半を作るのは親だと言えます。
良くも悪くも、子は親を見て育ちます。
私は親にしょっちゅう感情的に叱られて年子の兄と競いながら育ち、旦那さんのご両親は声を荒げることがなく、一人っ子だから争いもなく穏やかに育ちました。

家庭環境だけで性格が違いそうなことはお互いに初めからわかっていましたが、良かれと思って腫れ物に触れないように暮らしていました。
数ヶ月お付き合いする恋人ならそれでもいいのでしょうが、死ぬまで一緒に暮らすと誓い合った間柄ですから、我慢だけではやり過ごせません。
性格の不一致とは?考察②精神年齢の不一致
お付き合いしていた時はお互いにステキに見えたのに、結婚して数年、急にパートナーが頼りなく見えることはありませんか?
相手を幼いと感じる部分 | 成長するタイミング | |
男性 |
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女性 |
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全ての人が当てはまるわけではありませんが、わかりやすい例を挙げると女性は生活に直結した部分を、男性は仕事と直結した部分を成長のきっかけとする事が多いです。
子供っぽくてかわいいとポジティブに捉えることができるのは恋人のうちだけ。
生活を共にするなら、自分よりも段違いに幼いと感じてしまうのはマイナスなイメージになり得る部分です。
性格の不一致とは?考察③脳の構造の不一致
そもそも男女では脳の構造が全然違います。
女性は横の繋がりを大切にする共感型、男性は縦の繋がりを大切にする解決型だと言われています。
定番化された性格分類
人間は人を分類したがるようで、性格をいろいろな方法で分類した情報は、ネットにも本屋さんにも溢れていますよね。
- A型とB型は合わない
- 末っ子と一人っ子は合わない
- 年齢差がありすぎると合わない
こんなことがよく言われていますが、これ実は3つとも私のことです。
例えばA型は農耕民族が、B型は狩猟民族が起源とされているため、考え方のくせが違うという説もあります。
末っ子は長子と、一人っこは間っ子が気が合うとか、年齢差がありすぎて話が合わないとか、性格が合う合わないについては学問が数えきれないですね。
HSPについても知ろう
私は最近になって自分がHSPだと知りました。
HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。
統計的には人口の15%~20%。5人に1人があてはまる『性質』であり、稀ではありませんが、裏を返せば、約8割の人はこの性質にはあてはまらないため、HSPの特性は共感を得ることが難しく、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることや、まわりに合わせようと無理をして生きづらさを感じやすくなる性質といえます。
旦那さんに分かってもらえない気がしていたり、何を考えてるのかを考えすぎたり、自分が少数派の変わり者であることに劣等感を感じたり、そういったモヤモヤはHSPが原因だからだと分かってスッキリしました。
旦那さんにもそのことを伝えたら、私のことを理解しようと本を読んで勉強してくれたようです。
もしパートナーが何を考えているかわからなかったり、パートナーが自分のことを理解してくれなければ、どちらかがHSPな可能性も考えてみてはいかがでしょうか?
HSPか気になったらHSP診断テストでチェックしてみましょう
Web上で質問に答えていくだけで簡単に診断ができます。


夫婦は他人と割り切る
結婚しても夫婦は他人、100%性格が一致しているとお互いに感じることはレアケースです。
違う人間なんだから性格は100%は一致しない、だからこそ話し合ってすり合わせることが必要なのです。
お互いの違う部分がうまく噛み合って、足りないものを補い合いながら生活していくのが理想ですよね。
私はそのすり合わせを怠って、お互い空気を読んで我慢をしあって生活してきたほころびが、結婚10年ほどで出始めてしまいました。
我慢や衝突で消耗してしまうと、すり合わせをする元気もなくなってしまい、いざという時にいい判断ができなくなりかねません。
まとめ
いろんな理由で性格の不一致はどんどん発生します。
- 育ち方
- 親の価値観
- 気質による考え方の癖、
- その時のお互いの精神年齢の違い
性格の不一致が原因で離婚に至らないようにするには、夫婦は他人であり、分かりあうためにはすり合わせが必要であるということ。
結婚は数年のお付き合いではありません。
長く一緒にいるには、我慢だけでは乗り切れないことがたくさんなることを、あらかじめわかっておきたいですね。
コミュニケーションに自信はありますか?
夫婦だから言わなくてもわかる、という考え方になってしまっていませんか?
仲が良くて結婚したとしても、いい関係性を長続きさせるにはコミュニケーション力が必須です。
性格が合わなくても、上手に気持ちを伝えることができれば、質のいい会話を増やすことができます。
ウェブで気軽に、たった3時間でコミュニケーションについて勉強することができる、こちらの資格がおすすめです。
性格統計学を元に教えてくれるので、夫婦間だけではなく、お子様やお友達、お仕事など、いろんな場面での人間関係で役に立ってくれます。
コロナ禍で時間が余っているからこそ、未来の自分に投資してみるのはいかがでしょうか?