夫婦を長年やっていると離婚を考えたことがある人は大多数なのではないでしょうか。
うっすら離婚がよぎったところで、具体的に離婚するに至るケースは少ないものの、衝動的に離婚する人も一定数います。
離婚することが悪、というわけではありませんが、子供がまだ小さいうちは特に自分だけの問題ではないので慎重に考える必要がありますよね。
離婚したい気持ちの本気度が高いなら、まずは配偶者に知られないように考えておくべきことが3つあります。
専業主婦の離婚で考えること①親権はどうする?
子供が未成年の場合にまず考えるべきことは親権問題です。
育児や家事を放棄したり、子供との関係性に重要な問題がない限り、望めば兄弟そろって母親に親権が渡るケースがほとんどです。
離婚の話をしたら急に子供の世話を焼き始めて、うまく主張してそれまで何もしなかった父親が親権をとるケースもごく稀にあります。
離婚を考えたら配偶者に勘付かれないように離婚の準備を始めるのがいいでしょう。
親権が欲しいなら、親としての役目をはたしておくのが大前提。
日記やSNSで子どもとの関係性を記録しておくと安心。
専業主婦の離婚で考えること②どこに住む?
次に考えておくことが離婚後に住む場所です。
一般的には3パターンあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
実家 もしくは実家の近所 | ・経済的・物理的支援が期待できる ・育児の手助けをお願いできる | ・旧友に離婚が知られる ・親と不仲なら難しい ・介護問題が起こることも |
今住んでいる家の近所 | ・子供の環境変化が最小限で済む ・兼業主婦の場合、転職しなくていい ・面会が楽 ・いざというときにヘルプできる | ・泥沼離婚した場合は不向き ・ママ友などの人間関係が気まずい |
新天地 | ・顔を合わせなくて住む ・住んでいるところを知られなくて住む ・精神的にもリセットができる | ・いざという時頼る人がいない ・子供への負担が大きい ・土地勘がなく不安 |
昔は実家に出戻るのが定番でしたが、現在は女性が働きやすい時代になり、離婚後に自力で生活する元専業主婦も少なくはありません。
また、離婚後も仲良く元夫婦揃って子育てをするパターンも増えてきているようです。
最近だと木下雪菜とフジモンのとこがそうね。
同じマンションの違う階に住んでるらしいね。
子供としても両親に気軽に会えるのはメリットであると言えますよね。
離婚後にどんな関係性になるのかが1番の鍵になりますが、メリットとデメリットを考えて住む場所を想定しておきましょう。
専業主婦の離婚で考えること③経済的にどう生活する?
専業主婦が離婚したくてもできない1番の理由が、経済的に自立する自信がないということ。
看護師さんは全国どこでも仕事が見つかるから、離婚しやすいって聞いたことあるわ。
心配事が一つ少ないなら、離婚へのハードルが下がるね。
離婚するために必要なお金は100万円~300万円といわれています。
【離婚費用の内訳】
内訳 | 金額 |
---|---|
弁護士を雇って離婚した場合 ※円満離婚なら不要 | 50万円~80万円 |
引っ越しで家を借りる場合 | 50万円~ |
就職までの生活費 (仮に3か月分とすると) | 60万円~ |
子供にかかる費用 | ・保育費(就職活動など) ・制服代(転校による) |
離婚後の生活水準など個人差がありますが、お金がなくて離婚後に後悔するのは避けたいですよね。
もしも少しでも離婚がよぎったら、お金に関することを3つ考えておきましょう
離婚資金をためておく
離婚したいという考えに少しでも至った人は、離婚するための資金を300万円以上ためておきましょう。
家を出て賃貸を探すなら、敷金礼金などまとまったお金がないと行動がしにくいからです。
私のおすすめのへそくりのため方は3つです。
- 生活を切り詰めた分をためる
- 隙間時間で在宅ワークでためる
- 不用品をどんどん売る
300万円はすぐに作れるお金ではありませんが、日ごろからコツコツとためる習慣をつけておきましょう。
へそくりはバレると財産分与の対象となるため、隠し口座を作るか現金のままバレない場所に隠しておくことをおすすめします。
バレたら半分取られちゃうから気を付けて。
思い切って実家に預けとくのがいいんじゃ?
不用品は早めに現金化しておく方が高額になりやすいため、断捨離にハマっていることにしてどんどん売りましょう。
なかでもおすすめの不用品は婚約指輪です。
ダイヤモンドが付いていたら高額買取りしてもらえるケースも少なくないので、試しに一度査定してもらうといいですよ。
平均的な婚約指輪で簡易査定してみたら2万円超え。
これはうれしいお小遣いになるね。
ダイヤモンド査定専門のリファスタならメールで簡単に査定をしてもらえるので、売るかどうかは別としてどのくらいで売れるのか知っておくと安心材料になります。
資格やスキルを持っておく
専業主婦が離婚を諦める理由の一つが経済的な自立が難しい点です。
その不安を払拭しうるのが、資格を取って再就職に備えておくということ。
即戦力になるような資格なら、再就職も好条件で探すことができるでしょう。
シングルマザーに人気の資格
- 行政書士…婚姻や相続など、官公署に提出する書類の作成や手続き代行ができる資格
- 宅建…家の賃貸や売買に関する資格で不動産会社をはじめとする就職に有利
- 調理師…食品の安全に関する資格で、飲食店などの食に関する就職が有利
- 登録販売者…風邪や鎮痛剤などの販売ができる資格(第2類・第3類)
- 介護福祉士…介護が必要な人に介助や介護の相談に応じることのできる資格
どれも自宅でコツコツ勉強できるものです。
将来的にもなくなることが考えにくい職業に関する資格で、地域に関係なく求人があるため離婚後に引っ越すことを考えている人にもおすすめです。
資格よりも即戦力になりうるスキル
資格はアピールにはなるものの、即戦力として使い物になるかどうかは仕事と働き手の相性があります。
そのため資格があるからといって簡単に仕事に直結するわけではありません。
私も離婚がよぎったときにWEBライターのお仕事を始めた。
テレワーク系なら引っ越しても続けられるね。
私は当たって砕けろ方式でWEBライターを始めたため、ずいぶんただ働きや詐欺案件などの失敗もありましたが、今はWEB関連のスキルを簡単に学ぶことができます。
女性向けWEB系スクールの【SHElikes】気になったらまずは無料体験で、自分にも続けられるかどうかジャッジするといいですよ。
養育費がどのくらいもらえるのが調べておく
養育費とよく耳にするものの、実際にどのくらいもらえるのかはご存知ですか?
養育費は夫・妻の収入に応じて変わってきますので、まずは自分がどのくらいもらえるのかを計算しておくと、離婚後に生活ができるのかを現実的に考えやすいです。
いろんな法律事務所が養育費自動計算ツールを公開しているので、ものの1分で調べることができますよ。
ただし養育費を実際にもらえるシングルマザーは4人に1人という衝撃的な調査結果を最近ニュースで耳にしました。
真面目だから払ってくれるわけじゃない。
「再婚したから払えない」
って人多いよね。
そろそろ法律で整備されるのでは?と考える専門家もいるものの、まだ具体的に法整備が考えられているわけではありません。
離婚をするのなら手数料がかかっても養育費を仲介業者にお願いして確実に回収して貰もらうのが安心です。
専業主婦が離婚後生活できるのかを現実的に考える
私も10年専業主婦をやってきて、離婚がよぎったことが何度かあります。
ここ数年は
離婚したい→離婚の知識をつける→現実的に考えてみる→自分には無理そう
と夫婦関係をやり直す方向に努力をするようになり、夫婦カウンセリングを受け始めました。
勢いで離婚しそうになったこともたくさんありましたが、頭に血が上って感情的な離婚をするのは子どもにはいい影響を与えないでしょう。
一度冷静になって、配偶者がいない分、離婚後の経済面の落差について考える必要があります。
例えば
- 塾や習い事に通うのが難しくなる
- 趣味や娯楽費までお金が回らない
- おさがりが増えてみずぼらしくなる
など、子どもへの負担がかかることも想定して、それでも離婚をするべきなのかを今一度検討してみましょう。
離婚したくても安易に相談するのは危険!
離婚したくなったときとにかく誰かに相談したくなるのは自然の流れでしょう。
ですが相談する前に自分の意思を固めておかなければ、誰かの考えに流されて結論を出してしまう恐れがあります。
SNSだと、無責任な人に離婚を進められちゃう。
大人数に言われたら流されて自分の意見がなくなるよね。
離婚をしたくなって相談するのなら、相談内容を具体的に狭めて、有益な解決策を出してくれそうな人に相談しましょう。
・法律のこと…専門家へ
おすすめはNPO法人
・離婚後の子供のメンタル…シングルマザーに
・誰に相談するべきか…離婚経験のある人に
普通にお友達関係のママ友に相談するのは、場合によっては流されて自分の意思ではない結論を出してしまうかもしれません。
シングルマザーや離婚経験のある人が身近にいなくて相談できない人は、ココナラがおすすめですよ。
相談相手を見極めて、経験と知識から親身になって相談に乗ってくれる人に相談をしましょう。
最後に~決断は慎重に
離婚したくなったときに現実的に考えないといけないのは、子供のこと・住むところ・お金のことの3つです。
もしもDV・モラハラ・借金問題などの婚姻が続け難い理由がある場合はこれに当てはまりませんので、今すぐ法律相談をして行動することが必要です。
ですが性格の不一致などの理由で離婚を考えるなら、まずは離婚後の生活ができるのかを考えて、場合によっては準備をしておく必要があります。
衝動的に離婚すると後悔しかねませんので、生活できるかどうかを今一度シミュレーションしてみましょう。
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