夫婦関係がちょっとしんどい気がする、それって距離感が間違っていませんか?
そう考えても何も打つ手がなくて我慢している人も多いのではないでしょうか。
歳月とともに体質や好みが変化して、それをきっかけに合わないと感じるのは珍しいことではありません。
我慢や妥協が無理のない範囲ならなんら問題ありませんが、無理をしているのならこれから長く続く夫婦関係を見越して、不快にならない距離感を探りましょう。
夫婦間で距離を置きたいのはダメなこと?

物理的にも精神的にも、距離感がどうであれ夫婦でお互いに納得していればうまくいっていると言えます。

「週末婚」ってドラマ、昔あったよね。



最近ならポリアモリー※って新たな関係性もあるよね。
※パートナーの同意を得て複数の相手と同時に恋愛関係を持つこと。
ですがもしどちらか一方が距離感に関して納得できていないなら、夫婦が不快な関係性になるのは時間の問題です。
まずは距離が近すぎて不快に感じている側が距離を置いてから、お互いのちょうどいい距離感を模索するのがいいでしょう。
では具体的な不快を感じるタイミングと、どうやって距離を置くかについて解説します。
生活サイクルが違うから夫婦間の距離を置きたい


自分の理想の生活サイクルと、相手の生活サイクルが違うのは不快ですね。
どちらかが無理なく合わせられるならそれでいいのですが、妥協できないことだってあります。
寝る時間が違う
私は一人の時間が欲しくて、どうしても夜更かししてしまう癖が抜けません。
旦那さんは朝が早いので早めに寝たいタイプ。
以前はお互いに譲りあって同じタイミングで同室に寝ていましたが、お互いに我慢がある分疲れます。
今は寝室を別にしてお互い好きなタイミングで寝ているので、そんな我慢もなくなりました。



一度別々にした寝室を元に戻すのはすごく大変。
よく考えてからね。



お試し期間を設けたり、平日だけ別に、とかのルールがイイかも。
起きる時間が違う
始発出勤の旦那さんより先に起きてちゃんと玄関までお見送りを、そんな時期もありましたが、今はそれができていません。
頑張って働いてくれているのに自分はギリギリまで寝ているのに後ろめたい気持ちはありますが、無理をしたぶん、自分も家事をしているときに気を遣ってもらわないと納得いかなくなりました。



休日に朝から家族で出かけて夕方帰ってクタクタ状態で、私だけ洗濯・お風呂・ごはん・後片付け…なんか不平等では?



普段ゆっくりさせてもらっていると、あれ?が軽減されるわよね。
もちろん可能ならお見送りをした方がいいに決まっていますが、起きれる時だけ起きてお見送り、くらいに考えた方が気が楽になりました。
食事の時間が合わない
例えば仕事が忙しくて、普段は19時に揃って食べたいのに帰ってくるのが20時、という時期がありました。
じゃあ20時に夕飯の時間をずらそう、と考えたときに全く無理していなければなにも問題はありません。
でもほんの少し時間を譲り続けることで、子供や自分の生活サイクルの負担になるなら諦めることも考えましょう。
その分週末は家族で揃って食事、じゃあどんな話をしようかな?何を食べようかな?と揃う日を大切にするのも1つの方法ですよね。
趣味が合わないから夫婦間の距離を置きたい


趣味が合わなくなってくるのは違う人間なんだから当然のこと。
気が合う部分だけにフォーカスして、嫌な部分を見ないように自分の趣味や他の楽しいことに没頭してみては?
見たいテレビが合わない
以前は一緒のドラマを見て一緒に夢中になって、来週も楽しみだね、なんて小さいことで幸せを感じられていましたが、年々テレビの趣味が合わなくなってきました。
それをもやもや思いながら一緒にテレビを見て過ごしていましたが、今はテレビに拘らず、趣味に没頭して生きています。
共通の楽しみがあったほうがいいに決まっていますが、そのことに囚われてイライラしては本末転倒。
YouTubeなどの娯楽もどんどん増えていますし、無理に同じテレビを見る必要はない時代になりましたね。
パートナーがすることがいちいちイラッとする
自分が散らかしたときには気にならないのに、パートナーの仕業だと思うと急に腹が立つことありませんか?
実は観察しすぎているだけなのかもしれません。
本当にされて困っていてやめて欲しいなら伝えて解決した方がいいですが、冷静になったと気にさほど気にならないことなら観察し過ぎるのをやめてみましょう。
価値観が合わないから夫婦間の距離を置きたい


価値観が完全に一致する人はいません。
私が考えた価値観の不一致についてはこちらの記事をご覧ください。
お互いの価値観を理解して、すり合わせすることで夫婦2人の価値観が長い時間をかけて完成していくもの。
面倒ではありますが、ここは頑張りたい部分ですね。
子供に関する価値観が合わない
子供を育てていくのに教育面などで価値観が合わないと困りますよね。
でも逆を言えば、2種類の価値観を持った大人を間近で見た方が、子供としては深みが出そうな気がしませんか?
揉め事なく二人同じ意見でストレートに決めたことよりも、違う意見がぶつかり合って真剣に相談しあった意見の方がハイブリットで深い考え方ができそうですよね。
【育児に関する価値観が違うメリット】
・相手に自分の意見を言うことで自分の意見を明確にできる
・相手の意見や考えも深堀して聞ける
・2つの意見がぶつかり合ってより良い答えが出せる
このように、子供に関する価値観が合わないのは必ずしも悪いことではありません。
感情的になりすぎないように、相手の意見も取り入れながら自分の意見も聞いてもらい、お互いが納得のいく折衷案が見つかるといいですね。
パートナーによく否定される
パートナーになかなか認めて貰えず、することをいちいち否定されると、なんだか自己嫌悪に陥りますよね。
私はHSPなので被害妄想癖のような感情が人より強いのもあり、煮詰まりすぎて家出したこともあります。
HSP妻の扱い方はこちらの記事に、プチ家出体験談についてはこちらの記事にまとめました。
悪いところを指摘されているわけですから、平たく言えば修行と考えてみると、私はちょっと気が楽になりました。
やり方を精査して改善して、それでも否定されるようなら、あなたのパートナーは肯定するのが苦手なのかもしれません。
その人なりのコミュニケーションの取り方だと考えて、相手に認めてもらいたいと期待しすぎないように意識を変えましょう。
不快だから夫婦間の距離を置きたい


相手が不快に感じることも長年生活を共にすると出てくるもの。
不快感が出る前に相手に伝えられる関係性を築けているのが理想ですが、伝えにくい関係性であれば不快感を感じないように距離感を見直すタイミングなのかもしれません。
匂いが不快になってきた
歳ともに匂いは変わってきます。
加齢などの原因で匂いが不快になることは自然なことなので、匂いが気にならない距離まで離れましょう。
ストレスや体調不良で匂いがすることもありますので、単純に不快がらずに観察することも必要です。
急に匂いが気になるようなら体調を崩している恐れもあるため、心配なら健康診断を積極的に受けるなどの対策を。
匂いだけが不快ならば、添加物を徹底的に抜いてみる方法を試してみるのはいかがでしょう。
・ハム・ソーセージなどの加工肉
・コンビニ弁当や安いお惣菜
・冷凍食品・ジャンクフード
・スナック菓子など
かなり面倒ではありますが、こういったものを極力取らないようにすると体臭が改善される人もいます。
妊婦〜出産後は妊娠できなくなるため、女性はこの期間中自分と違う遺伝子の臭いを受け付けなくなるように体の仕組みができています。
この期間中にパートナーの体臭が不快に感じることは自然なことなので、気にしなくてOKです。
話し方がなんか嫌いになった
話し方の癖が気になり出すと、どんどん嫌な部分が気になって会話どころではなくなりますよね。
相手に伝えられない、もしくは改善が難しいことなら、話す回数を減らせばいいこと。
- 予定はカレンダーに書き込む、またはアプリを使って共有
- 自己解決できる小さいことは相談を飛ばして報告だけに
- 買い物など、一人でできることは一人でする
一回ずつの会話にイライラしながら雑にするくらいなら、少し回数を減らしてでも丁寧に会話したいですね。
ただし大切な相談までおざなりにすると信頼がなくなるので、相談すべきことはきちんと相談しておきましょう。
【LINEを使えば、スケジュールの共有も簡単】
ほとんどの人が入れているアプリといえばLINEですが、このLINEでスケジュールを共有すれば簡単です。
①グループを作り、夫婦で参加する
②右上の「≡」マーク→「イベント」の順にタップし、カレンダーを開く
③「スケジュールを入れたい日」→「+」をタップしてイベント名や場所、時間などの必要なことを入力
④共有したいだけなら「参加確認」のチェックは外す
⑤直前に通知が必要な場合は「通知を送信」にチェックし、通知したい時間を選択
新たにアプリを入れて操作を覚えなくとも気軽にできる便利なツールです。
どうしてもダメなら物理的な距離を置いてみる
距離感が間違っているだけなのに、相手のことが嫌い・合わないと勘違いして離婚するケースは案外多いようです。
距離感の調整がうまく出来なければ、一度物理的な距離を置いてみるのはいかがでしょうか?
期間を決めて別居をしてみて離婚した方がいいのか、やり直す方法を真剣に2人で考えるのか、冷静になって考えてみるのも一つの方法です。



短期別居ならレオパレスの短期契約がちょうどいいわ。



家具・家電付きだから経済的にも負担が少ないわね。
具体的に夫婦間の距離を置く方法はこちらの記事でもっと詳しく解説しています。


最後に~夫婦で距離を置きたいなら無理をしないで
夫婦関係に疑問を感じたら、話し合って分かり合えるのがいいに決まっています。
でも話し合うことが難しいんですよね。
話し合いができないからどちらかがストレスを抱えながら生活するのは、長い目で考えると疲れますし無理があります。
だったら思い切って距離を置く方法も、夫婦関係を守る上では必要なのではないでしょうか。
お互いの心地いい距離感を模索しながら、いい関係性を築けるといいですね。