「妻が何を考えているか分からないと思ったら、HSS型HSPだった」
こんなツイートを見たことがあります。
HSS型HSPはデリケートなのに刺激好きという矛盾した気質を持っています。
割合としては6%程度なので、非HSPの人からすると「初めて出会った人種」としてどうしていい物か手をこまねいてしまうかもしれません。
この記事ではHSS型HSP妻の私が、旦那さんにされてうれしかった対応やしてほしいことをまとめました。
HSS型HSP妻とうまく暮らしたい人の参考になるとうれしいです。
HSS型HSPとは?
HSS型HSPとは、ざっくり説明すると大胆だけど繊細な気質を指します。
「かくれ繊細さん」とも呼ばれていて「ブレーキとアクセルを同時に踏むタイプ」「防具なしで戦場に突っ込むタイプ」などと例えられることがあります。
矛盾している性質を併せ持つため、神経質とか潔癖症とか、不思議ちゃんと思われることもよくあります。
分かりやすいHSPじゃないね。
「意外なところで思い切りがいい」
とよく褒められます。
褒められてるのそれ?
「天才肌」なんて言われることもありますが、本人は生きにくさを感じやすく、自分の性格について悩んでいることも少なくありません。
自分でできるHSS型HSP診断はこちらのサイトをご参考に。
HSPとは?
「繊細さん」と呼ばれる気質で、一言でいえば内向的な気質です。
【HSP気質とは?】
・刺激に敏感
・物事を深く考えがち
・共感しがち
・感覚が鋭い
HSPについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
HSSとは?
HSSは一言で言うと外交的な気質です。
【HSS気質とは?】
・刺激が好き
・好奇心旺盛
・外交的で社交性もある
HSS型HSPとは?
内向的なHSPと外交的なHSSの気質を併せ持つため、理解してもらいにくい傾向があります。
【HSS型HSPとは?】
・人といるのが好きだけど後ですごく疲れる
・明るくて社交的な人という印象を与えやすい
・外出は好きでも人混みで疲れる
・行動力はあるけど失敗を引きずりやすい
HSS型HSP妻あるある
妻がHSS型HSPならよくあることを上げてみました。
多趣味で飽きっぽい
HSS型HSPはいろんなことに興味を示すので、次から次へと新しい趣味ができます。
飽きっぽいのも特徴の一つなので、家が趣味グッズであふれている人も少なくないでしょう。
ご近所づきあいで常に疲弊する
HSS型HSPは人づきあいを楽しめるものの、自覚がないまま精神的に疲弊してしまいます。
ママ友とお茶に行って帰ってくると妙に疲れる。
子供ができるとご近所づきあいする機会が増えるため、楽しそうだったのに家に帰った途端に疲弊する光景をよく目にするでしょう。
気を使いすぎて疲れる
これはHSPの気質かもしれませんが、常に気を使って人と接しています。
相手が気を使っているのはすぐ気づくので、気を遣わせまいと気を使います。
気を使っていると気づかれないよう気を使い、頭の中は「気を遣う」というテーマで大渋滞しています。
気を遣うのが最小限で済む相手といると居心地がいいので、私はたまに出会う居心地のいい人を大事にして狭いコミュニティを好みます。
HSS型HSP妻がされるとうれしいこと
HSS型HSP妻がされるとうれしいことを3つ解説します。
1人の時間がほしい
HSPの特徴として、1人の時間が定期的に必要、というものがあります。
特にHSSの人は刺激を求めてしまうため、忙しくなって気が付くと1人の時間が取れなくなってしまいます。
私の場合、子供ができてからは、
- 保護者付き合い
- 家事でバタバタ
- 夜は旦那さんがいる
というサイクルで、気づけば一人時間がなくなっていたことがあります。
旦那さんが終電帰宅の時期にはかろうじて夜一人時間があった。
HSSの人はワンオペでにメリットがあるんだ。
一人時間が不足してきたら、例えばお風呂は1人でゆっくり、休みの日に1人で図書館、など意識的に1人の時間を作るようにしています。
マイノリティでも価値観を尊重してほしい
HSPは4人に1人の割合で、その中でもHSSは30%程度、HSS型HSPは日本人口の6%程度といわれています。
少数派のHSS型HSPは、変わった人に見られることも少なくありません。
不思議ちゃんとか言われても知らんし。
出会ったことのないタイプの人って思われやすそう。
変わり者扱いにはさほど嫌悪感がなくても、「常識はこうだからそれは違う!」と価値観を否定されるのは好きではありません。
気遣いはさりげなくしてほしい
HSS型HSPは敏感なため、気を遣われるとすぐ気づき、気を遣わせまいと気を使ってしまいます。
例えば買い出しに付き添ってくれた時、無理をして荷物を持ってくれたら、次からは無理なく運べる量を計算して買い物をするでしょう。
だからHSS型HSPが居心地がいいと思うのは以下のような人です。
- 甘えるのに遠慮がいらない人
- 気遣いがさりげない人
- 裏表のない人
たくさんコミュニケーションを取ることで「気遣い合戦」を軽減することができます。
妻がHSS型HSPでうまくいくケース
まだHSS型HSPなんて言葉を知らなかった頃の話ですが、思い返せば典型的なHSS型HSP妻にたくさん出会っていました。
上手くいってるエピソードがあるので、ご参考に。
銀行にいたときに知り合ったOさんの話
Oさんは当時中学生の男の子がいました。
・プロレスと嵐が好きで、よく家族3人で見に行く。
・私が「いいこと思いついた!」って言うたびに、旦那さんも息子も「嫌な予感しかしない…」って言うんだよね。
と嬉しそうに話していたのが印象に残っています。
なんだかんだで妻・母であるOさんを中心に家庭が回っていた印象を受けて聞いていました。
HSS型HSP妻の趣味に周りがある程度合わせると、家庭が上手く回ります。
幼稚園でのママ友Mちゃんの話
Mちゃんはいわゆるヤンママで、私と歳が近いのに子供は4人います。
・分析力にたけていて、人が何を考えているかを察する能力がある
・旦那さんもおそらくHSP
・ストレートに意見を言う人と思いきや、計算しつくして発言している
言いたいことをはっきり言うタイプで第一印象は怖い人でしたが、なんでも先回りして考えられる頭の回転の速い人でした。
Mちゃんには常に見透かされてる。
鋭い系のHSS型HSPさんはかなり頼りになる存在なので、頑張りすぎたときにブレーキをかけてあげるようなサポート役に徹するのがおすすめです。
私の父の話
「妻が」ではないのですが、おそらく私の父もHSS型HSPです。
- 自室は趣味のものが多すぎてゴミ屋敷状態
- すぐ転職する
- 母の何でもない言葉で傷ついてすねる
挙げだすとキリがないほどHSS型HSPの残念な面が見て取れます。
私なら500%離婚するダメ夫…
両親が離婚をしていないのは母の我慢のたまものです。
外では自称「すごい人」だったようですが、家で残念なHSS型HSPさんも存在します。
おまけ~HSS型HSPは頭痛持ちが多いかも?
今まで出会ったHSS型HSPっぽいと感じる人は、頭痛持ちの人が多かったです。
という私も頭痛持ちで、夢中になりすぎたり頑張りすぎたりで頭が痛くなる体質です。
頭痛に関しては根拠がないのですが、もしもHSS型HSPのパートナーが頭痛持ちなら
- 張り切りすぎているときに頭痛が出たらブレーキをかけてあげる
- 頭痛の時は一人にしてあげる
- 頭痛が出ていない時にあらかじめどんな対応をしてほしいか確認しておく
といった気遣いをされるとうれしいです。
最後に~HSS型HSP妻は環境が整えば有能
HSS型HSPは厄介でよくわからない人扱いされることもありますが、家族の理解があれば最大限の力を発揮することができる特殊能力だと思います。
日本人では6%しかいない少数派の気質であるため、今までHSS型HSPの人との付き合いがない人にとっては不思議ちゃんと感じる人も少なくはないでしょう。
妻がHSS型HSPだったら気を付けたいことは以下の通り
- 1人の時間が必要
- マイノリティ扱いで価値観を否定しない
- 分かりやすく気遣いされると倍返ししちゃう
- 趣味を共有できるとうまくいくことも
- 頭痛持ちが多いかもしれない(持論)
結婚に向いていないという噂もありますが、私はそうは思いません。
うまく能力を生かせると厄介な気質ではなく特殊能力になりうるので、ぜひ特徴と扱い方を覚えていただければと思います。
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