信頼を築くのは日々の積み重ねで、失うのは一瞬。
一度バランスを崩した夫婦関係を修復するのは時間も労力も必要です。
私たち夫婦はお互いに失った信頼を再構築しようとカウンセリングを受けたり本をたくさん読んで勉強しました。
そしてほぼ会話がない状態から、先日これからのことを話し合いました。
こじれた夫婦関係を修復するための話し合いについて、4段階に分けて解説します。
夫婦関係修復の話し合い①しっかり喧嘩する
夫婦関係を修復するために、まず話し合うことは不満に思っていることです。
場合によっては喧嘩になるかもしれませんが、できるだけ感情的にならず「これが嫌だった」と機械的に伝えることが大切です。
女性はヒステリックになっちゃうと男性が話聞いてくれないから注意。
夫婦関係が悪化する理由は、ほぼ勘違いが原因
相手の考えを勝手に決めつけて気持ちがどんどんずれいくことってないですか?
私の場合は「旦那さんに見下されている」という勘違いが根本的な原因でした。
見下されていると感じた時に直接
「見下されてるような言い方に聞こえる」
と伝えればよかったのですが、面倒がられるのを恐れて我慢をしすぎました。
「こんなつまらないことで怒っていることを伝えるのもどうかと…」
と思わず、早いうちに不満を伝えて勘違いで仲が悪くなるのを予防しましょう。
この本が痛いほど参考になった。
文字か言葉か、伝えやすい方法で
伝え方や受け取り方は人それぞれで、口が立つ人もいれば文章にしたほうが落ち着いて伝えられる人もいます。
私は話すより文章を書く方が言いたいこと言える。
受け手側も、読むのがいい人も聞くのがいい人もいるよね。
言いたいことが言えない、聞いてもらえない、という失敗経験がある人は一度メールや手紙にしてみてはいかがでしょうか。
ただし文章にすると場合によってはキツめの印象を与えることもあるので、「何かしてほしいわけではなく、一度吐き出すために伝える」と前置きがあった方がいいでしょう。
夫婦関係修復の話し合い②問題提示
不満を吐き出せたら日を改めて、夫婦間の問題について自己分析した後考えを話し合いましょう。
- 不仲になった原因を自分なりにリストアップする
- 原因に対して解決方法を自分なりに考える
- 考えをまとめて話し合う
といった具合に、相手に伝えたいことをあらかじめまとめてからできるだけ有意義に話し合いを行うとお互いに負担が少なくなります。
私の場合、不仲になった原因は3つあります。
自己肯定感が下がって相手を信頼できない
自己肯定感が低い人は「どうせ自分なんて相手から必要とされていない」と考えがちですよね。
だから相手のことを信頼できずに、ちょっとしたことを歪んでとらえがちで、じゃあ私と結婚しなければよかったんじゃ?とつまらないことを考えがちです。
私の場合はこうでした。
家事も育児も認めてもらえずダメ出しされる
→悪意のないアドバイスをイヤミにとらえる
→自己肯定感が下がる
→家にいていい理由がわからなくなる
女性は共感してほしいだけなのに、男性はどうしてもアドバイスしたがるよね。(いらない)
子供への価値観の不一致から信頼できなくなる
一方旦那さんは、私が子供に厳しすぎるのが嫌だったようです。
「まだ子供だから手加減しよう」という考え方が私にはできません。
ちょっと試すような言動をしたり、自立心をはぐくむために精神的に突き放すこともよくします。
一方で旦那さんは子どもに向き合って干渉するタイプです。
私の真意までは知らない旦那さんから見たら、ただの「八つ当たり」に映ってしまっていたようです。
HSPだから信頼関係を築きにくい
私がHSP気質だから余計に被害妄想を膨らませてしまったのも原因になったようです。
HSPについては不仲になってから自覚ができ、HSPについて旦那さんにも話すことで理解を得ようとしています。
ネットでHSPの特徴見て「どうりで!」と思うことが多い
自分の特徴を代わりに説明してくれるネットって便利。
HSP妻の特徴についてはこちらの記事で、HSPの妻と離婚の関係性についてはこちらの記事で解説しています。
自己肯定感の低さと離婚の関係性についてはこちらの記事で解説しています
被害妄想も手伝って、家に居場所がないと感じて一時期家出をよくしていました。
家出についてはこちらに体験談をまとめましたので、気になる人はご覧ください。
夫婦関係修復の話し合い③お互いに考える時間をとる
不満を吐き出して問題提示をしたら、お互いに考える時間を摂りましょう。
話合い中に焦って浅い考えで結論を出して何度も失敗しかねないため、時間がかかっても自分が納得する答えを見つけなくてはいけません。
考えても分からなければ「分からない」でもいいですし、意見が同じでなくてもOKです。
結論を出す人が2人いるから一つの問題に2つの考え方があって当たり前ですよね。
相手と違った答えでもかまわないので、何か結論を出すときはじっくり考える時間を摂りましょう。
夫婦関係修復の話し合い④すり合わせ
ここまでができればあとは丁寧にすり合わせをするのみです。
焦らずパートナーの意見を聞いて一つずつすり合わせをしましょう。
夫婦関係が悪化した期間の何倍も修復に時間をかけるつもりで、お互いが納得できるまでたくさん話をしましょう。
意見が割れた時にすること
同じ結論が出ない事もありますよね。
強い方が言いくるめるやり方だと同じことの繰り返しになりかねません。
すり合わせにはこんな方法があります。
【意見を出し合って時間を置く】
考える時間を取れば解決できる場合もあります。
意見が割れた時はお互いの考えを話してから時間を空けてもう一度話し合いがおすすめです。
【お互いが妥協できる部分を提示し合う】
結論は0か100かでなくてもいのです。
お互いの妥協できる部分を探せば、中間案が出しやすいですよね。
【説得したいなら思いも伝える】
どうしても妥協できないことや譲れないことを、威圧や力技で相手に納得させてしまうと、これまで修復しようとしてきた努力が無駄になりかねません。
逆も然りで、説得されたときに納得はしないけど、なんとなく妥協してしまったらこの先不満が残ります。
説得をするならどんな思いでそうしたいのか、またはどういう気持ちで納得できないのか、感情の部分までお互いが話し合うことが大切です。
・金銭面
・期間
・条件を考える
などいろんな方面から妥協できることを提示して、お互いが50と思える結論を探しましょう。
最近話し合って意見が割れたのは、私のパート代をどうするかという夫婦間のお金の問題です。
すり合わせは一度で終わらないこと
違う意見二つを一つの結論にまとめると、どうしてもどこかに不満が残りがちですよね。
出した結論は定期的に「これでいいのか」といった答えあわせをすることにより、不満を溜めすぎないようにできます。
お互いが妥協したなら「試しにこの方法で1年やってみる」といったお試し期間があれば見直しがしやすいですね。
1度の話し合いで100%の結論を出すのではなく、何度も結論を微調整しながらすり合わせを続けましょう。
話すことが見つからない、何を話していいのかわからない、という人は【夫婦の会話を増やす方法】をご参考に。
最後に~夫婦関係の改善は4ステップに分けてゆっくり
夫婦関係が離婚直前まで悪化してしまった場合、表面上だけ何とかしても根本的に解決はできません。
することは全部で4つ!
①まずはデトックス!不満はしっかり出し合う
②出し合った不満に対して自分は何が悪かったのかを話し合う
③お互いに時間をかけてこれからどうしたいか考える
④考えたことを話し合い、納得するまですり合わせを行う
不仲である状態は居心地が悪く、結論を急いで雑に済まそうとするとまた同じことの繰り返しになりかねません。
時間をかけてお互いに不満が残らないようにゆっくりじっくり話し合いが必要です。
心が折れたら終わりなので、初めから時間をかけて取り組むと覚悟を決め、気長に話し合いをしましょう。