私は自己肯定感が子供の時から低いですが、結婚してからますます自己肯定感が下がってしまいました。
専業主婦は評価される機会が極端に少なく、「家事なんて誰にでもできる」「育児なんてみんなこなしているからできて当たり前」なんて言われることも。
誰にでもできる家事やみんなこなしている育児がうまく回らないと自己肯定感が下がってしまい、離婚を頻繁に考えるようになりました。
この記事では、自己肯定感の低い私がどんな時に落ち込んでどんな心境で離婚を考えるようになったのかや、自己肯定感を気にしなくていい方法についても解説します。
自己肯定感が低い人も、配偶者の自己肯定感が低くてっ困っている人も、ぜひご覧ください。
専業主婦は自己肯定感が低いの?
専業主婦は自己肯定感が下がりやすい職業だと言えます。
- がんばっても評価されない
- 家事や育児にゴールがない
- 孤立しやすく煮詰まりやすい
こんなことでまじめな人ほど自己肯定感が下がりやすい傾向にあります。
自己肯定感の低い専業主婦が離婚を考える4ステップ
専業主婦は自己肯定感が下がりやすい理論が分かったところで、続いて自己肯定感と離婚がどうつながるかを4段階に分けて時系列で解説します。
第1段階~自分のことが大切にできなくなる
専業主婦はがんばりを評価される場があまりないんですよね。
会社員のように給料や昇進、評価面談などもありませんし、数値化して達成感を味わえるわけでもありません。
多くの専業主婦ががんばって家事や育児をこなしていて、家族の癒しになるなくてはならない存在なのに、いつの間にか家事・育児が当たり前のようになり、自分の価値を忘れてしまうのです。
私もいつの間にか、自分のことを飯炊きババアと思うようになってたわ。
第2段階~幸せな未来を思い描けなくなる
自分なんて価値がない、と思い続けていると、だんだん将来がどうでもよくなります。
結婚当初はおばあちゃんになっても仲のいい夫婦になりたいと思ってたわ。
今を大切にできない夫婦には難しいわね。
夫婦仲がさほど良くなかったとしても、将来余裕ができたら旅行に行きたいとか、同じお墓に入るんだろうとか、少なからず夫婦一緒の将来を思い描くと思うのですが、そういった感情が一切なくなりました。
第3段階~パートナーへの信頼がなくなる
自分が自分のことを大切にできないから、自分のことなんて大切にしてもらえるわけがない、と考えるようになります。
自分に好意が向けられていたとしても、素直に受け取ることができません。
例えば誕生日に何かプレゼントをもらっても、「お金で機嫌を取ろうとしている」と感じたり、常に見下されている気持ちになったりと、信頼していない人からの愛情は信用できなくなるのです。
このころから「お金があれば別々に暮らしたい」と考えるようになっていました。
第4段階~どうでもよくなる
自分が嫌いで、未来がどうでもよくて、一番身近なパートナーからの愛情を感じられないと、いろんなことがどうでもよくなります。
自分なんていてもいなくても同じで、むしろいない方がいい。
子どものころからうっすらと希死念慮があった私としては、下がった自己肯定感を何とかしなければとすら思わなくなりました。
この「どうでもいい」真っただ中の時に離婚届にサインを迫られて、投げやりな気持ちで迷うことなくサインをしました。
このころは自殺の名所をやたらと検索していたわ。
専業主婦で自己肯定感が低いと感じたらやること
専業主婦特有の原因で自己肯定感が下がってしまったら、自分を大切にできる環境を整える必要があります。
- がんばっても評価されない
- 家事や育児にゴールがない
- 孤立しやすく煮詰まりやすい
という3つの条件を一つずつつぶすのが近道です。
パートナーとの距離感を見直す
がんばっても評価されないと感じているなら、パートナーと距離を置いて「褒めてもらう」のを諦めましょう。
承認欲求を満たすことをパートナーに依存していると、自己肯定感を一定に保つのが難しくなります。
私はがんばっている料理をほめられたことがないわ。
旦那さんの好物は市販品しか知らない。
ほめてもらうための料理は疲れるからやめた方がよさそうね。
「がんばっても評価されない」ということを根に持ってしまうので、パートナーから精神的な距離を置いて、自分の機嫌を自分で取れると気持ちが楽になります。
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家族が関係しない人脈を持つ
人間関係が家族だけになってしまうと、家庭が上手く回らない時に孤立して煮詰まってしまう場合があります。
家族がほめてくれないタイプであったり、会話が少なめの家庭ならなおさらです。
うちがこのタイプで、何やってもほめてくれないし、食事の時に私しか話してなかったわ。
家族団らんの時間は大切ですが、それだけが自分の居場所になってしまったら、会話がない状態に疲れてしまいます。
女性なら特に楽しく会話できる場所が必要で、できれば家族が関係しないような人脈があればバランスが取れます。
私の場合、気持ちが楽になったのは学校の保護者会のメンバーでした。
話題が子供でも旦那さんでもないからです。
居心地のいい人間関係を作るのは簡単ではありませんが、まずは自分の興味のあることから始めてみて、人脈を広げてみてはいかがでしょう。
夢中になれることを探す
私は自己肯定感が落ちに落ちている時期、思い起こせばとても暇でした。
子供に手がかからなくなって、PTAなど保護者会も任期を終えて、周りのママ友はどんどん働き始めて、どうでもいいことをだらだら考えるほど暇だったんだと思います。
その後私もパートに行き始めて、コロナ禍でWEBライターを始めて、それがきっかけでブログを書くようになって、余計なことを考える暇がなくなりました。
旦那さんがパート行くのを反対してた気がして、仲が悪くなるまで働く決意ができなかったの。
新しいことをするなら背中を押してほしいわね。
家事などのタスクを見直す
家事・育児は終わりがないため、自分でゴールを設定ことが必要です。
決めたことをやり切ることで達成感が得られて、積み重ねることで「ちゃんと家事をこなしている」という自己肯定感が上がります。
家事を完璧にこなすには、ハードルを下げるのが有効です。
- 物を極限まで減らして管理を楽にする
- しなくていい家事を探す
- 時間や曜日で区切る
まず物が多いご家庭は、掃除や片づけがその分手間取るので、できるだけものを減らすのが手を抜くコツです。
しなくていい家事は例えば、毎日しなくても週1回でいいと頻度を下げたり、ロボット掃除機など家電に頼るのもおすすめです。
さらに曜日ごとに必要最低限の家事を決めたり、午前中に洗濯や掃除・午後は料理などの時間を区切ることで動きやすくなります。
定期的に家事を家事代行に丸投げして、なにもしない日を作る方法も有効です。
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家事をこなせる量に工夫して、毎日タスクを終わらる達成感で自己肯定感を保ちましょう。
自己肯定感は知識や経験で変えられる
知識や経験をたくさん積むことで、心の中で自己肯定感について考える優先順位が下がります。
自己肯定感が~なんて考える暇を与えないほど何かに夢中になれば、自己肯定感や自分の存在意義を否定的に考える時間が惜しくなります。
夫婦関係が上手くいっていないならたくさん本を読んで「なぜ夫婦関係が上手くいかないのか」について知識をつけるのがおすすめ。
【関連記事】【夫婦関係を修復できる本】お悩み別におすすめしたい本16冊
もちろん趣味などの楽しいことを考えてもいいですし、何か打ち込むものがあるのも夢中になれておすすめです。
私はWEBライターとブログを始めていい考え事が増えたわ。
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最後に~専業主婦は自己肯定感が落ちやすい
専業主婦は他人から高評価を受ける機会がありません。
がんばっても給料が出ないし、否定されることはあっても評価はされにくい職業で、油断をすると休みがなくなってしまいます。
趣味やサークル、習い事などで家庭以外の居場所を見つけると、落ち込む暇がなくなります。
旦那さんや子供などに評価されることを求めるとつらくなるので、自分で自分の機嫌を取れるように考え方を変えましょう。