夫婦カウンセリングを受けても効果が得られず、納得のいかないまま離婚にいたるケースは少なくありません。
夫婦カウンセリングには向いている人と向いていない人がいて、向いていない人にとってはお金と時間の無駄使いになってしまいかねません。
まだ一般的なサービスではないためか、価格も安くはありませんので、受ける前に自分に効果があるのか気になりますよね。
この記事では夫婦カウンセリングの効果がある人・ない人の特徴について解説します。
夫婦カウンセリングで離婚阻止できる人の特徴
夫婦カウンセリングでいい関係に戻れるかどうかは、ちょうどいい距離を見つけられるかどうかです。
今お世話になっている先生に言われて印象に残っているのが「お互いのちょうどいい距離を探しましょう」という言葉でした。
ちょうどいい距離が離婚って結論なら、夫婦カウンセリングは有益。
納得して離婚するなら気持ちも違うよね。
お互いがちょうどいいと感じる距離感を見つけられた時、夫婦関係はいい方向に向かいます。
では、具体的にちょうどいい距離を探す方法とは?
①相手に代わってもらうのではなく自分が変わる
相手に変わってもらうために夫婦カウンセリングに通いたいなら、おすすめはできません。
他人を自分の都合のいいように変えるのは至難の業で、それよりも自分が変わる方が確実です。
私が具体的に変えたのはこんなことです。
- 現実的でない理想は捨てる
- 相手に察してもらいたい気持ちをやめる
- 相手に期待しすぎない
どう変わるかの内容は人それぞれですが、自分ではなく相手に変わってもらおうとしているなら夫婦カウンセリングが無駄になる可能性が高いでしょう。
②自分が変わるために自分を知る
自分を変えるためには自分を知る必要があります。
カウンセリングを受けてみて分かったのは、パートナーのことよりもむしろ自分のことでした。
- なぜ旦那さんとうまく話ができないのか
- なぜ言いたいことが言えないのか
- なぜ自分のことばかり責めてしまうのか。
そんな自分を変えたいし、変わるにはどうしたらいいのか、そのことを考えさせられました。
③対等な関係に修正する
夫婦関係はお互いが対等だとすり合わせがしやすく、良好な関係が築きやすいです。
私はいつの間にか劣等感や引け目を感じていました。
- 働いていないことで引け目を感じている
- 家事も育児も料理も完ぺきではない後ろめたさがある
- 好みを把握しきれていないような気がする
こんな感情から、いつの間にか旦那さんが「怖い」と無意識に感じるようになっていました。
怒らせてはいけない、機嫌を察しないといけない、という気持ちをある程度諦めない限り、対等な関係性にはなれません。
夫婦カウンセリングで離婚阻止できない人の特徴
夫婦カウンセリングの効果がない人の特徴は、他人任せで解決してもらおうと思っている人。
まさに半年前の自分のことです。
最初にカウンセリングを受けた時は、受け身すぎたから失敗したのではないか、と今になって思います。
「とりあえずプロに介入してもらいさえすればなんとかなる!」
「高いお金を払うんだから」
と、安易な気持ちがありました。
夫婦仲を改善するためにカウンセリングを受けたいと考えるなら、以下のような考え方をまずは改善しましょう。
①占いと勘違いしている
夫婦カウンセリングは占いではありません。
いや、あたりまえでしょ?
占い感覚で受け身でアドバイスをもらおうとする人はいる。
占い感覚でカウンセリングを打ウケるくらいなら、本当に力のある占い師の先生にみてもらう方が効果があるでしょう。
たくさんの夫婦を見てきたからこそ「こんな夫婦はこんな傾向がある」と統計学的な予想できても、未来を見通せる不思議な力は持っていません。
最低限、自力で考えないといけないことは以下の通り。
- 離婚したいのか、したくないのか
- どんな距離感の夫婦になりたいのか
- 自分の考える今の問題は何か
自分のことをうまく伝えられないと、カウンセラーもピンポイントなアドバイスができません。
②パートナーを説得してほしいと考えている
パートナーが思い通りにならないから先生に説得してもらおう、といった考えで通うのもあまり効果がありません。
先述の通り、相手を自分の理想通りに変えるのは難しいからです。
もしも「会話が減ったのを何とか元に戻したい」と相談したいなら、
「ちゃんと会話するように説得してほしい」よりも
「会話が減った原因を知って解決する方法を考えるのを手伝ってほしい」
と相談する方が現実的ですよね。
夫婦間の問題の根本を探って解決する方法を一緒に探してもらう、というのが本来の使い方です。
③カウンセラーに丸投げしている
カウンセラーの先生はマッサージ師ではありません。
だからゴロンと寝っ転がっていたら勝手に凝っている部分を探してくれてほぐしてくれるわけではありません。
マッサージよりもむしろスポーツジムのような使い方をする人が向いていて、トレーニングをするのは自分、効率よく筋肉をつける方法を先生がアドバイスしてくれる、といったイメージです。
自分が主体となって動けない人は夫婦カウンセリングを受けても離婚に至る可能性が高いでしょう。
夫婦カウンセリングで効果を得るために
夫婦カウンセリングはまだ一般的ではなく、受けるのはハードルが高いです。
実際に私も、高いお金を払ってそこまでする必要あるの?となかなか行動に移せませんでした。
受けるからにはしっかり効果を実感して離婚阻止につなげたいですよね。
①目的を明確にしておく
カウンセリングを受けようと決めた時、お互いに「離婚を回避したい」という目的がありました。
目的が漠然としすぎていて、その後のことはプロ任せにしていたんだと思います。
毎回自分なりに目的を決めてカウンセリングを受けて、最終的にどうなりたいのかを考えておくことが必要だと途中から気づきました。
どうしたいか伝えられたら先生もカウンセリングしやすいよね。
自分の気持ちを整理しておくとよさそう。
②自分が変わる努力を
環境を変えるのに1番簡単な方法は自分自身が変わること。
カウンセリングを受けることも効果的ですが、それだけに頼らず夫婦仲を改善するための知識を蓄えるのもすごく有効です。
夫婦カウンセリングもいいけど本読むのはマジで効果あり。
カウンセリングはあくまで「自分が変わるためのお手伝いをしてもらう場」と考えて、自分を変える努力を始めてみましょう。
③カウンセリング後に話し合いを
カウンセリングを受けて、私としては「自分に合っていて効果的だった」と感じても、旦那さんはあまり好印象ではない日もありました。
その日のカウンセリングでどう感じたか、これからどうしたいか、話せるなら話しておいた方がスムーズです。
- 夫婦関係の決まり事を考える
- 次回どんなことを相談したいか
- これから先カウンセリングを続けるか
夫婦関係は夫婦によって違うので、話しにくい内容は無理をせず、こじれない程度にでも話し合っておくと無駄な回数を重ねずに済みます。
【関連記事】夫婦カウンセリング後に夫婦関係は改善する?カウンセリング後の話合い
まとめ
夫婦カウンセリングは、前のめりになって自分が変わろうとする意思がないと効果が十分に得られません。
占い感覚や受け身でまる投げしていては何も変わらないのです。
もしも現状で悩みがあるのなら、パートナに自分の理想通りに代わってもらうのは難しいので、まずは自分を変える方が簡単です。
自分が描く理想の夫婦像を明確にしておくことも大切ですが、どんな自分ならうまく問題を乗り越えられるかも同時に考えられるといいですね。
コメント一覧 (3件)
[…] どこを改善していいかわからない場合、文章に自信がある人ならメールなどで、経済的に余裕があるなら夫婦カウンセラーへ相談するのがおすすめです。 […]
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