妻の褒め方が分からない原因は3つ！うまく機嫌を取る方法も解説

女性を褒めるのって、なかなか難しいんですよね。

女性の私からしても、友達と話している時に女性を褒めるのと地雷を踏むのは紙一重だとよく感じます。

この記事では妻の褒め方が分からない男性、もしくは褒めてもうまくいかない男性に向けて、褒めるのが難しい原因と褒め方のコツついて解説しています。

褒め上手になって機嫌よく過ごしてもらいたい、と考える夫のみなさまはぜひご参考にご覧ください。

妻の褒め方が分からない3つの原因

妻を褒めるのが難しいのは、妻の魅力が薄れたからでも、夫側の能力が低いからでもありません。

女性と男性は違うし、そもそも夫婦は他人同士なので、理解し合うには努力が必要です。

ではまず褒め方が分からない3つの原因について解説します。

女性は根に持つ生き物だから

褒めても効果がないのは、何か根に持っていることに近い話題だったからかもしれません。

【ミスアンスピロックメモリー】
良い発言は忘れられる、良くない発言は記憶に長く残る

女性は感情付きで情報を記憶する脳の造りをしているので、言われたりされたりして嫌だったことを男性よりも根に持ちやすいのです。

例えば私は1年くらい前に、旦那さんから「今日のご飯美味しい」と言われて腹が立ち、「あっそ」と返事したことがあります。

旦那さんには結婚後まだ仲が良かったころに「おいしい」と言われた記憶がなく、むしろ「コンビニの方がおいしい」だの「結婚して○年もたつのにこのレベル」だの嫌味（本人は冗談のつもり）をたくさん言われてきたからです。

「おいしい」という言葉が都合のいい時だけ機嫌を取りたいだけに聞こえて、加えてこれまで言われた嫌なことも思い出して、腹が立って仕方なかったのを覚えています。

その時によって褒められたいところが違うから

昔は褒めて喜んでもらえたけど、今は褒め方が分からないというケースもよくあります。

これは女性は年齢や状況や置かれた立場によって褒められたいところが違うためです。

子どもに例えるなら、3歳の子に「おトイレできたね」は通じても、小学生に言うと「馬鹿にされてる」ととらえかねませんよね。

彼女だった20代の頃に喜んでいた褒め言葉が、40代の妻に同じように喜んでもらえると考えない方がいいでしょう。

何を褒めるべきなのかじっくり観察したり、最近夢中になっていることを聞いてみるとヒントが見つかるかもしれません。

自分とは違うタイプだから

褒め方は人によって違い、人によって受け取り方も違います。

わざとらしいくらい大げさに何度も褒めるのが好きな人もいれば、具体的にどんなふうにいいのかを褒めるのが好きな人もいます。

自分は大げさに褒められるとうれしいから同じように、と褒めていると、タイプの違う人から「馬鹿にされている」ととらえられることもあります。

褒め方のタイプに関しては【伝え方コミュニケーション検定（中級）】を受講すると相手と自分のタイプが分かり、どんなほめ方が響きやすいのかを学ぶことができます。

妻の褒め方を攻略するための事前準備

妻を褒めるのが苦手な人は、まずは準備から始めましょう。

やっておきたいことは３つあります。

不満を吐き出して感情をフラットにする

まずは妻が根に持っていることを吐き出してもらい、ネガティブな感情をリセットしてもらう必要があります。

仲が悪くなっている状態なら精神的にキツイですが、根本から関係を良くしたいならできるだけ早めにデトックスをしておく方が長い目で見ておすすめです。

心理学にカタルシス効果というものがあり、不安や不満・イライラなどのネガティブな感情を一度吐き出させることで苦痛が緩和される効果があります。

【関連記事】
妻のヒステリーは何のため？対処法は【カタルシス効果】が有効

妻のタイプを分析する

次にやることは、どんなほめ方をするのが効果的なのか分析することです。

これは最近受講した【伝え方コミュニケーション検定（中級）】で得た知識なのですが、【自分軸か他人軸か】【計画的か臨機応変か】で性格を4つに分類することができます。

褒めるときに自分が言われてうれしい褒め方をする人が多いので、相手がどんなほめ方をしているのかを観察してマネしてみるのが近道です。

• 凄いね！が多いなら自分も大げさに簡単な言葉で褒める
• ありがとう、助かるよ。が多いなら自分の感謝を伝える方法で褒める
• ○○がいい！と具体的に褒めるなら細かく観察して褒める

最初は慣れなくて照れたりうまく伝わらなかったりするかもしれませんが、反応を見ながら少しずつ響く褒め方を研究するのがいいでしょう。

伝え方コミュニケーション検定についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

聞き役に徹して信頼関係を築く

ここまでが出きたら、あとはよく話を聞いてどんなことに関心があるのかを探れば、何を褒めるべきなのかが分かります。

適当に褒めるよりも上手に話を聞く方が機嫌を取れることもあるので、褒め方が分からない人はまず話をうまく聞くことから始めましょう。

なんでも相談できる間柄になれば信頼されて、さらにどんな事を褒めたらいいのかも分かりやすくなります。

褒め方が分からない人は、褒め方をマスターするよりも先に聞き方や話させ方をマスターする方がかえって近道になるでしょう。

妻を褒める内容は3種類

褒める準備の解説ができたので、次は褒め方についても解説します。

褒める内容は3つあります。

• 見た目を褒める
• 行動を褒める
• 存在を褒める

見た目を褒める

夫婦間でたくさんコミュニケーションを取れる人には見た目を褒めるのがおすすめです。

女性にとって見た目は褒めて欲しい自信のある部分と触れてほしくないコンプレックスがあります。

そして自身のある部分とコンプレックスは、年齢とともに変わることがあります。

例えば私は歯並びと髪をたまに褒められることがありますが、もしも歳を取って薄毛や歯周炎に悩んだら、おそらくコンプレックスになるでしょう。

普段からたくさん会話をして、妻にどんな悩みがあるのか、どこを褒めてほしいのかが分かる人はぜひ見た目を褒めることにチャレンジしてみてください。

行動を褒める

妻がサポートタイプの人なら、自分に対してしてくれたことに対して褒めるのがおすすめです。

靴を磨いてくれた、好物を用意してくれた、アイロンをかけてくれたなど、まずは気が付いて感謝を伝えることから始めましょう。

存在を褒める

褒める部分が思いつかない人は、存在を褒めるのもおすすめです。

もしも自分が独り身だったら、もしも結婚していなかったら、どんなデメリットがあっただろうと想像すると褒める部分が見つけやすいのではないでしょうか。

テレビで千原ジュニアさんが
「家帰ったら家の前から料理のええ匂いする、と思ったらうちやった！電気も付いてる！結婚ってすごい！」
と興奮気味に言っていて、こんな旦那さんは妻にモテるだろうな、と感じました。

急に千原ジュニアさんのようにするのは不自然ですが、少しずつ「嫁さんのおかげ」と伝えてみるのはありだと思います。

上級者向き！妻を褒めるテクニック

続いては褒め方のテクニックについて触れていきます。

普通の褒め方もいいのですが、慣れてきたらテクニックを加えてみるのもおすすめです。

子ども（親）を巻き込んで褒める

妻をうまく褒められない時には、子どもに対して妻の褒め言葉を伝える方法があります。

この時本人に聞こえるように伝える必要はなくて、褒めていたらそのうち何かのタイミングで本人に伝わるでしょう。

直接言われるよりも、わざとらしく伝えるよりも、自然に子どもの口から本人に伝わる方が自然で効果も高まります。

子どもだけではなく自分の親、義親に妻のいいところを伝えるのも効果的です。

貯金のように褒めをため込んでおけば、大きな効果となっていつか本人に伝わりますのでぜひ試してみてください。

自分と比べて褒める

「自分にとっては難しいことなのにすごい」という褒め方は、相手も素直に受け取りやすい褒め方です。

夫婦なら、自分にはできないけど妻は軽々こなしていることはたくさんあるでしょう。

• 子どもをあやすのが上手い
• 料理が上手い
• 洋服のセンスがある
• コミュ力が高い

など、思いつく限りリストアップしてみるとほめるネタが見つけやすくなります。

本人がある程度自信を持っていることなら「コツを教えて」「どうやるの？」など質問や、頼ってお礼を言うのも効果があります。

機嫌がいい時に褒める

褒め言葉を素直に受け取りやすいように、機嫌のいい時をねらうのも効果的です。

褒めようとしたときに時間に追われていたり疲れていたりしては流されてしまうことも。

褒めたいタイミングで妻側のタイミングが悪そうなら、後で機嫌のいい時に改めて褒めることも考えましょう。

褒めてるのに効果がない時にはどうする？

褒めているのになんとなくリアクションが薄い、うれしそうじゃない、といった場合は、3パターンのことが考えられます。

• うれしいけどリアクションしないだけ
• うれしくない
• 関係性を諦めている

見分けるのは難しいので、様子を見て何度か試してみるか、ズバリ本人に「うれしくない？」と直接聞いてみるのも一つの方法です。

【リアクションが薄いから効果がない＝やめておこう】

と安直に考えるのではなく、

コミュニケーションをたくさん取ってリアクションがない理由について知ることが大切です。

【リアクションがないけどなぜ？→理由を知る→じゃあ他のことを褒めよう】

というのが褒め方が上手い人の考え方です。

もしも関係性を諦めていると判断できる場合は、不満を吐き出してもらうことから始めましょう。

会話にすらならない場合は、高額にはなりますが夫婦カウンセリングに頼る方法もあります。

【関連記事】
【カップルカウンセリング体験談】夫婦で受けた3回目のカウンセリング

妻の褒め方が上手くなる参考にしたい本

褒め方についてもっとたくさん具体的に知りたい人は、読書に頼ってみるのもおすすめです。

妻の褒め方が上手くなる本を3冊ご紹介します。

【聞く力こそが最強の武器である】國武大紀

褒めるためにはまず聞き上手になるのが近道で、傾聴力を上げるならこの本は大変参考になります。

聞く力を付ければ人に好かれやすくなり、褒めたときの印象も変わってきます。

仕事でも家庭でも役に立つ1冊になるので、一度読んでおいて損はないですよ。

【妻は他人、だから面白い】さわぐちけいすけ

著者のさわぐちけいすけさんは妻に対して独特の感覚を持っているのですが、どれも「なるほど」と共感することができました。

妻を一度、ふかんで観察するきっかけになり、客観的に褒める部分が見つかるのではないでしょうか。

マンガなので短時間で読めて、理解しやすいのもおすすめの理由です。

【なぜあの人には話してしまうのか】山根洋士

心理カウンセラーの先生による著書で、人と打ち解けたり、本心を打ち明けてもらうための本です。

なんでも話したくなるキャラを作れれば、褒めてほしい箇所も丸見えになって褒めるツボが分かりやすくなるでしょう。

「人たらし」が作れる魅惑の1冊です。

最後に～妻の褒め方は練習あるのみ

女性を上手に褒めるのは難しいものです。

褒め方が分からないなら早めにたくさんコミュニケーションを取って練習することが大切です。

褒めることは機嫌を取ることであると同時に、相手の興味のあることや得意なことを知ることでもあります。

妻のことをよく観察し、たくさん質問していいところを探せば妻の魅力を再発見できますよ。

褒めるのが照れる人は、まずこっそりいいところをリストアップすることから始めてみてはいかがでしょうか。