仕事で疲れて帰ってきたら、なんだか妻がキーキー怒っている。
妻がしょっちゅう子供にイライラして、手を挙げたりしないかヒヤヒヤする。
そんな旦那さんは少なくはないようですね。
という私も、過去にヒステリックに子どもを叱ったり、家事を投げ出したりは数知れず経験しています。
この記事ではヒステリックな妻代表の私が、【カタルシス効果】という心理効果を用いて、ヒステリックな妻にどう対応するか、いい例と悪い例を挙げて解説します。
ヒステリックにどう対処するかによって将来の夫婦仲が雲泥の差になります。
ぜひ上手に対処して円満な夫婦関係を目指してください。
妻のヒステリーはヘルプの裏返し
妻がヒステリーになっていたら、ほとんどの場合、心の中でテトリスが最上段まで積みあがっていると考えてください。
心がいっぱいいっぱいで焦りや不安から、周りの人に「この状況を解決してほしい」と伝えるためにヒステリックになるのです。
「助けて」
って言ってくれれば分かりやすいのに…
それな。
女性は察してほしい生き物なので、ヒステリックな女性の心理としては「こんなに困ってるんだから気をきかせてくれるよね?」といったところ。
でも男性はわかりやすく「何をどうしてほしい」かを伝える必要があることを知らない女性はまだまだ多いのが現状です。
ヒステリックな妻にやってはいけないこと
妻が助けを求めているとき、うまく対処できれば株が上がりますが、間違った対処法をしてしまうと関係性が悪化します。
妻がヒステリックになっているときに間違った対処法は3つあります。
委縮して言いなりになる
ヒステリックな状態に対して委縮したり、機嫌を取ろうと言いなりになってしまうと、妻は調子に乗ります。
イライラして見せたらなんでも自分の思い通りになる、と勘違いさせてしまっては、お互いにいい未来はありません。
SNSで言いなりになる旦那さんをよく見かける。
何があったか知らんけど。
対処法間違って鬼嫁化しちゃうと困る。
感情的になった人に対しては無感情で落ち着いて対処しましょう。
ヒステリックで返す
ヒステリックな状態を理不尽に思うかもしれませんが、自分もヒステリックになって制圧しようとするのもよくありません。
お互いに感情がエスカレートして、手が出てしまったり、勢いで「離婚」などの言ってはいけない言葉が出てしまうことも。
さらにその姿を子どもに見せると、いい影響にならないのは言うまでもありません。
感情的な人には冷静に対処が基本です。
言い負かす
ヒステリックな妻を幼稚に感じて言い負かしてしまう人も中にはいるでしょう。
ですが女性のヒステリックは先述した通り「ヘルプ」である場合が多いので、言い負かせてしまっては「泣きっ面に蜂」状態です。
つらい時にとどめを刺してしまうと、それまで築いてきた信頼関係は崩れるでしょう。
「はい論破」
ってあれムカつくよね。
もう二度と頼るもんか
って思っちゃう。
対等な夫婦関係を築きたいなら言い負かせるのではなく、寄り添って助けてあげる方が現実的です。
ヒステリックな妻にはカタルシス効果が有効
ヒステリックな妻にぜひ試してほしいのが【カタルシス効果】です。
カタルシス効果とは、平たく言えば毒を吐かせてすっきりしてもらう心理効果を指します。
- 涙活
- 悩み相談
- すごくうまいクレーム対応
というのがカタルシス効果の具体例です。
ヒステリックな妻は、テトリスが日常的に3分の2くらいまで積みあがっている状態だと考えてください。
キャパオーバーしやすい上に、対処できないスピードでタスクが降ってきて、自分で対処しきれない状況です。
だからイライラやモヤモヤを吐き出させて心を浄化し、精神的なゆとりを持ってもらう必要があります。
カタルシス効果をヒステリックな妻に活用するには
ヒステリックな状態になっている妻には、3ステップで対処するのがおすすめです。
- ヒステリックになっている時は原因になるものから離す
- 落ち着いてから不満を吐き出させる
- キャパオーバーにならない環境を作る
では1つずつ順を追って対処法について説明します。
ヒステリックになっている時は原因になるものから離す
イライラしたり、すごく怒っているときは、まず怒りの対象から物理的に距離を取ります。
子どもにイライラしていたら子どもを引き受ける、自分に矛先が向いていたら落ち着くまで距離を置く、といった具合です。
怒りは6秒で落ち着く、という話もありますが、怒りの原因が視界に入っていては気持ちを落ち着かせることができません。
ゆっくりお風呂に入ってもらう、おしゃれなカフェで休憩してもらうなど、その場から離して時間を置きましょう。
人にもよるけど、ひとり時間は落ちつくのにかなり有効。
落ち着いてから不満を吐き出させる
ヒステリックな状態から落ち着いたら、今度はヒステリックになってしまう原因について話を聞きましょう。
また怒っちゃうんじゃないの?
怒ると思うけど、内に秘めとくのはマズいでしょ?
声のかけ方は、「なぜ怒ったの?」「何が不満なの?」ではなく、「大丈夫?」「困ってることある?」がおすすめ。
私は「手伝ってほしいならその都度言ってくれないと分からない」と言われたことがあるのですが、ヒステリック状態になっているときにうまく言語化できるなら困らせていないでしょう。
声をかけられたらいろんな感情をぶつけられると思うのですが、反論せずに話をうまく聞いてください。
- あいずち
- 共感
- オウム返し
の3つが上手く話を聞く要素です。
カタルシス効果を狙うなら、間違ってもこのタイミングで自分なりのアドバイスをしないように気を付けてください。
キャパオーバーにならない環境を作る
話をしっかり聞き終わったら、キャパオーバーにならないように工夫できないかを考えましょう。
ヒステリックな人は全体的に熱量が高いので、少し手を抜く提案ができればヒステリックが改善できる場合もあります。
ただ「手を抜いてみれば?」とこだわりの強い人に言ってもあまりいい結果にならないので、うまく伝えられない人は定期的にカタルシス効果を活用してガス抜きをする方が効果的です。
女性は話を聞いてもらいたい生き物。
感情を吐き出してもらうことで信頼関係を築くこともできますので、定期的に不満や困りごとを吐き出させてあげてください。
最後に~カタルシス効果で妻との信頼を築こう
女性は察してほしい生き物なので、キャパオーバーになった時「ヒステリック」という方法でヘルプを求める場合があります。
ヒステリックな妻には、まずひとりの時間を作って、落ち着いてからネガティブな感情を吐き出してもらうことですっきりしてもらうことができます。
言いなりになったり言い負かしたりしても根本的な解決にはならないので、それよりもうまく話を聞く技術を磨いてください。
ヒステリックな女性はげんなりしますが、どうか精神的に支えていい夫婦関係を築いてくださいね。
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