夫婦がずっと同じ関係性でいられることはそう多くはありません。
いろんなタイミングで良くなったり悪くなったりしながら、少しづつ関係性が変わっていくのが夫婦です。
夫婦と一言で言ってもいろんな関係性がありますが、夫婦仲が悪化するまでの状態を4つに分けて、どんな風に変化するのかを解説します。
自分の夫婦仲に納得がいかない人は、まず状況を整理することから始めましょう。
夫婦仲が悪化するまでの4段階①ラブラブ期
まず紹介するのは恋人のような期間で、お付き合いや結婚直後の状況です。
中にはずっと恋人のような関係性のまま添い遂げる理想的な夫婦もいますが、レアケースのようですね。
この時期に「相性がいい」「前世からこうなる運命だった」「一生このままでいられる」といった漠然とした自信だけにたよった関係性はリスクがあります。
ひとりの相手にときめくのは2年と言われている。
2年って早くない?
いそがなきゃ。
夫婦といえどマナーやルールなどのすり合わせが必要で、相性がよくても油断せず努力を怠ってはいけません。
夫婦仲が悪化するまでの4段階②ケンタイ期
ラブラブ期を過ぎると友達のような関係性や、家族として協力できる関係性など、うまい関係を築く人もいれば倦怠期に突入する人もいます。
倦怠期とは
倦怠期ではため息がたくさん出るのが特徴で、一緒にいるのが面倒になったり、お互いの存在が疎ましくなったりします。
ため息のたびに
「あれ?なんでこの人と結婚したんだっけ?」
とうっかり自問自答してしまうことも。
「今から帰ります」ってLINEが来てため息が出たら要注意ね。
え?帰っちゃいけないの?
倦怠期にすること
このくらいの頃なら
- 身だしなみにお金や時間を使う
- インテリアにこだわっておうち時間を楽しむ
- 共通の趣味を探す
などの手段も有効になりそうです。
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夫婦仲が悪化するまでの4段階③ガルガル期
主に出産後に訪れるのが産後クライシスとも呼ばれるガルガル期です。
ガルガル期とは
ガルガル期とは、精神的・肉体的な変化によるイライラ状態のことを指します。
- ホルモンバランスの乱れによる心身の不調
- 生活環境の変化
- 愛情の優先順位の変化
以上のような理由から旦那さんに対してイライラするのが特徴です。
出産しなくても更年期など年齢や体調でホルモンバランスは乱れやすく、男性も仕事や家庭環境のストレスからガルガル期のような状態になることもあります。
ガルガル期にすること
帰ってきても来なくても、話しかけられても無視されてもイライラ。
家事を手伝わないだの、手伝った家事が下手くそでありがた迷惑だの、嫌味っぽいから手伝うなだの、正解はなくて全部否定したくなります。
とにかく何をされても全部が裏目に出てしまいます。
じゃあどうしろと?
この段階で精神年齢アップデートしてほしい。
この時期の対処法は人によって違って
- そっとしておいてほしい人
- サンドバッグになってほしい人
- 時間の余裕がほしい人
- 話を聞いて共感してほしい人
など様々です。
喧嘩になりやすい時期ですが、本当は何に対して機嫌が悪いのか、どうしたら楽になれるのか、深い部分まですり合わせができれば今後の夫婦関係が違ってくるでしょう。
夫婦仲が悪化するまでの4段階④ケツロン期
いろんな状態を超えて最終的には「今後どうするのか」について結論を出す時期が来ます。
諦める人もいれば、なにか手を打とうと考える人もいます。
結論はざっくりと3つに分けられるでしょう。
①夫婦関係を改善したい
②現状維持で婚姻関係はそのまま
③離婚したい
では一つずつ詳しく解説します。
結論その①夫婦関係を改善したい
夫婦関係を改善するには時間と意思が必要です。
まずは以下のようなことを毎日続けるのが基本です。
- 食事を一緒に取る
- できれば寝室を一緒にする
- 子供を介さず直接目を合わせて話す
- お互いに改善してほしいことを話し合う
- 相手の体調を気遣う
これは私がしなくちゃいけないことリスト。
食事は今のところ一緒に取ってる。
夫婦なら当りまえのことだけどけど仲が悪いとできなくなるよね。
相手がぼんやりとでも離婚を考えている場合、子どもが巣立つまで、もしくは定年退職するまでにお互いが心地いい関係性に戻す必要があります。
話し合いをして一気に形式だけ整えるのもいいですし、一つずつゆっくり納得しながらクリアして行くのもいいでしょう。
いずれにせよ会話が重要なキーポイントになってくるので、会話に自信がない人は勉強して話し方を改善することから始めましょう。
言いたいことが上手く伝えられない人はアサーションを、普通に話しているはずなのに地雷を踏んでしまう人は伝え方コミュニケーション検定をおすすめします。
結論その②現状維持で婚姻関係はそのまま
相手のことが嫌いになっても、一緒にいるのが楽しくなくても、離婚を決めるのは簡単ではありません。
少し我慢したり妥協しても婚姻関係を継続している夫婦は世の中にたくさんいます。
愛情はなくても損得感情で離婚しないのも一つの選択肢で、最近では仮面夫婦も潜在的にたくさん存在します。
仮面夫婦で検索したらすごくたくさんヒットするよね。
それだけみんな悩んでるってことじゃ?
【関連記事】
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ただしあまりにひどい状態になると相手から離婚を申し出られるケースも少なくありません。
上手に夫婦の距離を置いて、お互いに干渉しすぎないように生活できるといいですね。
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結論その③離婚したい
離婚は夫婦関係を変えるための最終手段とも言えます。
- 夫婦喧嘩で子供に悪影響がで始めた
- 精神的に追い詰められすぎて耐えられなくなった
- 離婚した方が幸せになると感じた
など理由はそれぞれ違えど、結論が揺るがないなら準備を始めましょう。
ざっくりとはこんな準備が必要です。
- お金の準備
- 仕事の準備(専業主婦なら就活、会社員なら手続きなど)
- 住むところの準備
- 転校など、子供の準備
- 知識の準備
特に知識の準備は、少しでも離婚がよぎったらすぐに準備しておいて邪魔になりません。
まずは本を一冊読むことから始めましょう。
離婚の知識ゼロから読めて入門編って感じかな。
一番不安なお金のことと子どものケアについて分かりやすい!
シングルマザーを目指すなら、養育費を継続して支払ってくれるかが不安の種になりますよね。
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離婚したら豹変して養育費払わなくなる人も多いらしい…
再婚を機に泊まっちゃう人もいるよね。
お守り代わりにまずは相談しておくと安心できますよね。
最後に〜夫婦仲が悪化したら関係性を見つめ直すチャンス
夫婦関係はどんどん変化していくもので、今うまくいっていてもいい状態がずっと続くわけではありません。
同じように悪化しても改善するチャンスは作れます。
夫婦関係を作るのはいずれにせよ丁寧なコミュニケーションです。
夫婦関係が悪化したら関係性をアップデートするチャンスととらえ、どんな関係を望むのか、見つめ直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。