専業主婦は家事をするのが仕事!
だから家事は全部任せていいよね?
という考え方はちょっと昭和過ぎませんか?
家事を手伝ってほしいけど、お願いしていいものなのか悩んでいる場合、考えることは大きく2つ。
- 家事を手伝ってほしい理由(自分の問題)
- 家事を手伝ってもらえる現状かどうか(相手の問題)
これを考える前に「ちょっとくらい手伝ってくれてもいいんじゃない!?」とイライラしてもうまくいきません。
まずは家事をお願いするべきなのか、お願いするべきではないのか、この記事を参考にジャッジしてみてはいかがでしょう。
専業主婦が家事を分担してもらうのはあり?

専業主婦だから家事を100%請け負わなくてはいけないわけではありません。
専業主婦だから家事の分担を申し出ることを遠慮することはありません。
私は昭和な家庭環境で育ったので、「女が家を守って男はしっかり稼いでくる」という価値観のまま10年以上頼らない家事をこなしてきました。
ですが今になって思えば、もっと頼っておけばよかったと思います。
ただしなぜ分担してほしいのかと、分担してもらうことが現実的なのかを考えましょう。

まずはなぜ分担してほしいのか、自分の気持ちを整理してみましょう。
専業主婦でも家事を手伝ってほしい理由
専業主婦が家事を手伝ってほしいと思うとき、考えられる主な理由は4つあります。
①手が足りないから


分担してほしいと感じる一番の理由は、単純に手が足りないからです。
- 子供が生まれて手がかかる時期
- 新婚で家事の要領がつかめない時期
手が足りていなくて余裕がなくなっているのなら、手を借りるのは正当なお願いです。
手が足りていなくて家事を手伝ってほしい時は、どんな家事にどのくらいの手が取られているのかをリストアップして交渉するのが分かりやすいでしょう。
手が足りていなくて手伝ってほしい場合は、家事分担の話し合いに関するこちらの記事を参考にしてください。


②家事が苦手だから


二つ目に考えられる家事を手伝ってほしい理由は、家事が苦手だから、ということです。
家事と一言でまとめられがちですが、料理に掃除、洗濯や家計管理など多岐にわたります。
ここに育児や介護まで入ってくるともっとタスクが増えてしまいますよね。
職業に置き換えると、栄養士に調理士に仕入れ、清掃業にクリーニング業に経理や事務などと、場合によっては保育士や教師や介護士までも、マルチな能力が問われるのが家事です。



全部完璧な人なんてそうそういないわね



私は料理は好きだけど掃除が苦手。
どうしても苦手な家事は手伝いをお願いするのも一つの方法ですが、家事代行などのプロに任せたり、家電で補う方法も検討してみましょう。
③不平等な気がするから


自分は家の中てきぱき動いているのに、旦那さんはだらだらゴロゴロしていると、なんだかイラっとしてしまう人は少なくはないですよね。



ゴロゴロしているならちょっとくらい手を貸してくれてもいいのに、ってやつね。
この場合は、会社での労働時間と家事をこなしている時間を比べて、本当に不平等かをジャッジする必要があります。
平日はのんびりできるけど土日はバタバタしていて、それでいて旦那さんがだらだらしているのが気になるようなら、実は不平等じゃない場合もありますよね。
逆に平日のんびりする暇もないなら、休みの日は家事を半分手伝ってもらって、半分は一緒に休む時間にと提案してもいいのではないでしょうか。
④よそと比べてしまっているから


厄介なのが、ママ友との会話でよその旦那さんが家事を手伝っていると知ってうらやましくなるパターンです。
それまでは手が足りていたのに、なんだか自分だけが損をしている気になってしまうことはよくあること。
ですがよそのご家庭に比べて楽をできていることってありませんか?



うちは実家に行き来する機会が少なくて親戚づきあいが楽。



収入とか子供にどのくらい手がかかるかとか、条件はおうちによって違うわよね。
よそと比べていると感じたら「家事をしてくれる」以外のことにもフォーカスを当てて、それでも手が必要なのかをジャッジしましょう。
専業主婦が家事を手伝ってもらうのは現実的なのか?


理由が分析できたところで、家事を手伝ってもらうのは現実的なのか、旦那さん側の都合を考えてみましょう。
家事の手は足りていて旦那さんも手伝ってくれそうな場合
旦那さんの手を借りずとも家事が十分に回っている場合は、客観的に手伝ってもらう必要があるのかを考えてみましょう。
・子供が欲しいなら、産後手が足りなくなるから
・仕事復帰をするために勉強など準備の時間が欲しいから
・体調がすぐれないから
・無理をして家事を回しているから
もしも具体的な理由があれば、理由を伝えたうえでお願いするのはありだと思います。
旦那さんが仕事で手一杯な場合
旦那さんが手一杯で手伝おうにも手伝えない場合、本当に必要性があれば家事を手伝ってもらうことも考えた方がいいでしょう。
仕事でくたくたで帰って頑張れない、もしくは休みの日くらいはゆっくりしたい、というのが夫側の心理です。
この場合には3パターンの解決策があります。
- 仕事を減らして家事を手伝ってもらう
- 旦那さん以外に手伝ってもらう
- 家電に頼る
仕事をセーブできるのなら、思い切って家事を手伝ってほしいとお願いするのもありだと思います。
家事分担を上手にお願いする方法についてはこちらの記事をご参考に、上手に交渉してみてはいかがでしょうか。


夫でなくても手が借りられればいい、という人は思い切って家事代行に手伝ってもらうのも有効です。
おすすめの家事代行業者についてはこちらの記事をご覧ください。


旦那さんが面倒で手伝ってくれない場合
一人暮らしをしたことのない男性の中には、家事に対してハードルが高いと感じている人も少なくありません。
めんどくさそうだから手を出せないと感じてまかせっきりになる、といったパターンが結構多いんですよね。
こういった場合、「なんでも嫁任せのポンコツ夫」になりかねませんので、ぜひうまく手伝ってもらいましょう。
たまに手伝ってくれるのなら「うれしい!」「助かった!」など、感情を伴ったお礼を、手伝ってくれないのなら「空いた時間で一緒に映画を見に行こう!」などの楽しい提案がおすすめです。



10時から一緒にドラマ見たいから洗い物手伝ってくれない?
とかもあり。



小さいお願いで家事のハードルを下げたら普段から頼みやすくなるわよね。
本来男性は女性のちょっとしたお願いをかなえてあげたいと思っているので、難しくないお願いと楽しい提案をセットにして頼んでみましょう。
手を貸してよかった!という経験の積み重ねで、家事をお願いするのがどんどん楽になりますよ。
最後に~家事を手伝ってもらうには分析と話し方が重要
家事を手伝ってほしい!
と考える人は多くても、手伝ってほしい理由は人それぞれで、手伝ってもらうのが現実的かどうかは各ご家庭の事情により違います。
専業主婦だから家事を全部請け負う必要はありませんが、本当に必要かどうか、手伝ってもらえる現状かどうかを分析してみましょう。
家事を手伝ってもらうのが現実的でない場合は、家事代行やスマート家電などを取り入れて家事の負担を減らすのもおすすめの方法です。


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