HSP妻は何かと面倒で、付き合い方が難しい…
という話、ちょこちょこ出ている気がします。
HSPではない男性からすると、HSPの女性は真逆ともいえるので、攻略方法が分からずに困っている人も多いでしょう。
この記事ではHSP妻の付き合い方の正解を求めている人に、HSP妻とうまく生活を共にするコツとやってはいけないことをまとめました。
上手く意思疎通して信頼関係を築きたい人はぜひご参考にご覧ください。
HSP妻の付き合い方って正解はあるの?
HSPと言っても、程度や苦手なものが人によって違います。
だからHSP妻はこうすればいい!という明確な正解はありません。
例えば寝るときに音が気になるHSPさんが多いですが、私は食洗器や冷蔵庫など、無機質な音なら気になりません。
人混みが苦手と言われていますが、私はHSS型のHSPで都心部をうろうろするのが好きです。
まあ出かけたら疲れるのもセットだけど、それは慣れ。
人の気持ちや体調を察するのが得意と言われていますが、私の場合は違和感を自分のせいではないかと結び付けてしまうタイプなので、具合が悪い人がいると「私悪いことしたっけ?」と心の中がパニックになって緊張してしまいます。
HSP妻というジャンルでひとくくりにするのではなく、HSPはこんな傾向があるけど自分の妻はどうだろう、とよく観察する必要があります。
HSP妻とうまく生活する方法
HSP妻とうまく生活する方法は、HSP妻本人に聞くのが近道です。
- どんなときにつかれるのか
- 苦手な刺激はどんなことなのか
- 一人になりたいのはどんな時か
あらかじめ聞いておけば様子がおかしい時に原因を探るのが簡単になりますし、HSP妻本人も話しやすくなるでしょう。
密にコミュニケーションを取ることで信頼関係ができて、困ったときには頼ってもいいという安心感も生まれます。
単純なことですが、HSP妻と一緒に暮らすには、うまく生活するために本人にたくさん質問してみましょう。
HSP妻の気持ちをうまく引き出す方法
HSPさんは深く考えすぎて発言に詰まってしまうことが多く、「これを言ったら怒られる」「自分の考え方がマイノリティーだから理解してもらえなそう」など発言をためらってしまうことがあります。
だから本当の気持ちを気軽に話してもらうために、できるだけ話すことを簡単にする工夫が必要です。
テンプレを作って考えをまとめてもらう
テンプレをつくると伝える妻側も聞く夫側も負担が減ります。
テンプレと言っても簡単なもので構いません。
私は「○○」が苦手なので「○○」な時は「○○」してほしい。
○○を埋めてね、ってお願いするのね。
そうそう。
考えるの3か所だけだし、シンプルで分かりやすいでしょ。
話すのが苦手な人には、メールでもノートでもOKで、ひとつでも10個でもOK!
できるだけ深く考えずにすらすらと答えらる方法を採用しましょう。
これを定期的に聞き出すことで、どんなことを考えたり感じたりしているのかを知ることができます。
- ゴールデンウイークの過ごし方
- 実家に帰る時の予定
- 会社の付き合いで飲みに行く時
など、狭いテーマを決めると具体的に答えやすいのでおすすめです。
「私は何時に帰ってくるかわからないので、飲みに行く時は事前に連絡が欲しい」
って感じね。
夫婦2人で話し合うガス抜きの場を作る
HSPの人は喧嘩が苦手です。
ですが女性は不満をため込むと根に持ちやすいので、こまめにガス抜きするのがすごく大事なんです。
つまりHSP妻は不満を吐き出せずにため込んで、ある日突然「離婚してください」パターンが起こるリスクが比較的高い、ということです。
だから不満を吐き出しやすいように、言いたいことを言ってもいい場を作ることが有効です。
定期的に2人でゆっくり話し合う場を設けて、ストレスに感じていることや改善してほしいこと、やってみたいことなどを吐き出す機会を作りましょう。
要望に沿えないこともあると伝えておく
こまめに気持ちを聞くと、中には要望を全部かなえてもらえる、自分のことを何でも理解してもらえる、と思い込んでしまうHSP妻も少なくありません。
HSP妻の中には、無自覚ゆえに相手も自分と同じように察する能力があると思い込んでいる人もいます。
だから最初に自分とHSP妻は考え方や感じ方が違うということ、なんでも聞いてあげられるわけではないことを伝えておきましょう。
話は聞くよ
ってスタンスね。
そう。
むしろそれでじゅうぶんだと思うの。
目的はすり合わせや心の距離を縮めることであって、妻の思い通りの関係になることではありません。
HSP妻とうまく付き合うためにしてはいけないこと
HSP妻との付き合い方に共通した正解はありませんが、共通してやってはいけないことはあります。
求められていないアドバイスをしない
HSPさんは相手の期待に応えようとする人が多いため、アドバイスに過剰に反応してしまいます。
アドバイス通りにできないと、自分を責めてしまう人もいます。
さらに男性と女性は脳の構造上、コミュニケーションの目的が違うと言われています。
男性のコミュニケーション…問題を解決するのが目的
女性のコミュニケーション…共感して仲良くなるのが目的
男はオチがない話はあまりしないよね。
女性の話は内容がなくてもいいんだよね。
つまりHSPの女性とのコミュニケーションに対して「アドバイス」はすごく相性が悪い、ということです。
気持ちを聞いても無理をして合わせない
HSP妻から「ストレスになること」「不満に思っていること」を聞いても、必ずその通りにしなければと考えるのはNGです。
夫婦でいる以上、無理をして相手のペースに合わせて生活し続けるのは疲れますよね。
「妻はHSPだから自分が合わせなくてはいけない」
と考えるとお互いに窮屈になってしまうので、結婚生活が危うくなってしまいかねません。
HSP妻に無理をして合わせるのではなく、自分にとって支障がない部分だけ寄せる、という関係性がおすすめです。
変な気遣いをしない
HSPさんは過剰に気を使われていると感じると申し訳ない気持ちになってしまい、気を使わせないように気を使う、という負のループにハマってしまいます。
「言いたいことがあるけど、言うと相手に気を使わせてしまうから言えない」という心理が働くと、我慢をして居心地が悪くなってしまいます。
変な気遣いじゃなくていい気づかいならいいの?
YES!
気遣いがさりげない人にはすぐ懐くタイプです。
気遣いは大切ですが、委縮しない程度にさりげなくが重要です。
さりげなく気を使ってもおそらくHSPさんは気づくので、気を使っていますアピールは不要です。
最後に~HSP妻と暮らすには丁寧なすり合わせが大事
HSP妻との付き合い方に正解はなく、本人にどうしてほしいか聞くのが一番の近道です。
自分の意見を言いにくいタイプの人が多いので、テンプレを作ったり夫婦で話し合う場を設けたり、話しやすい状況を作って吐き出してもらいましょう。
HSPと非HSP、女性と男性、という違う感覚を持っている夫婦は、違いについてすり合わせをして理解し合う必要があります。
特別な対応はしなくてもいいので、HSP妻の感覚についてたくさん聞いてみてください。