「離婚したい。でも、私には何もない。」
そう思って、自分の気持ちを押し殺して笑っていませんか?
高卒で、ろくな職歴もなくて、貯金もゼロ。
もし今、夫から「明日から一人で生きていけ」と言われたら、絶望しかない。かつての私は、まさにそのどん底にいました。
そんな私が8年という歳月をかけて、どうやって自分で稼ぐ力を手に入れたのかについて時系列にまとめました。
夫の顔色を伺ったり、自立する勇気がなかったり、主婦のスキル以外は何も武器がないと自信がなかったり…
そんな8年前の私を勇気づけるつもりで「へそくりより強い、一生奪われない財産」のこと、熱く語ってみました。
自分の人生を取り戻すために、自分の納得できる未来を描きたい人はぜひご参考にご覧ください。
離婚までの履歴書
専業主婦で高卒でろくな職歴も貯金もない私が、離婚して子どもをふたりとも引き取ろうと決めるまで、簡単に決められたわけではありません。
子どものころから慣れ親しんだ場所も捨て、それまでの友達と気軽に会えなくなる距離に引っ越しして、出産して新しいコミュニティを築き上げて…
積み上げてきた山を崩すって、なかなか勇気のいることですが、私のように新天地でママデビューする人ってたくさんいますよね。
以前の私は小さい世界で、心が折れないように、夫に大事にされていると思い込んで生きていました。
嫌なことを言われているのに、いちいち自分が悪いとか、裏の意味があるのだとか、仕事で疲れているのだとか…
そんな風に、大事に扱われている裏返しなのだと思い込んで、夫の機嫌を損ねないようにしてきました。
でもその夫に「離婚したい」と告げられてやっと
「大事に扱われていると思い込んですがっていたんだ」
と気づいたんです。
2026年4月現在、調停離婚に向けて待機中で、今年中に方が付けばいいなと、メンタルを安定させるためにこうやって記録することにしました。
1〜2年目【資金確保】パートに出る
2018年、下の子が小学校に上がるのを見届けて、パートに出ることにしました。
子供を見送って出勤し、子どもが返ってくる前に家に帰る。
そのころは特に何も考えていなかったのですが、今思えばこのパートがきっかけで自立ができたんだと思います。
お金を貯める
パートを始めると、自分で使えるお金を手に入れることができました。
それまでお小遣い1万円しかないのに多趣味でお金を使うし、服は決まって1,000円以下。
パート代をまるまるお小遣いにできるわけではありませんでしたが、自由になるお金が手に入るのは何年振りかで新鮮でした。
ヨメコこのころ数年ぶりにコンビニにふらっと立ち寄った…
最初こそ服とか趣味とかに使いましたが、すぐに貯金に回すようになり、この時の貯金がのちのち私のガソリンになりました。
スキルをもつ
パートを始めて2年くらいたったころ、コロナでパート先が閑古鳥状態に。
このころなんとなくネットで見つけた情報で、WEBライターをやってみようとチャレンジしました。
当時の私はパソコンができな過ぎて怖いほど。
最初はスマホで作業しつつ、それがiPadに進化して少しずつ稼げるようになり、自分だけのパソコンを人生で始めて自分で買いました。
その時に身に着けたスキルは
- 自力で案件を探す
- 自力で分からないことを調べて解決する
- パソコンで文章を書く
- WEBサイトを作る
- 最低限のSNSの使い方を覚える
とこんな感じ。
このスキルがベースになって、分からないことにいちいちビビらずやってみるメンタルが完成したんだとも思います。
適職を探す
パートって、良くも悪くも責任が薄いんですよね。
今はタイミーさんがパートの代わりを務められる職業もどんどん増えてきましたから。
だからそれを逆手にとって、扶養内で働いているうちに、気になっている職業をある程度経験しておくことをおすすめします。
ころころ転職は良くないことですが、将来的に腰を据えて働く場所を探す、という意味ではありだと個人的意思います。
3年目〜4年目【Web関連】おうちで仕事
パート4年目、このまま特技を生かせず時給で働くのはもったいないと感じて退職しました。
当時はおばあちゃんになってもできそうな「家事代行サービス」をやりたくて転職するつもりでしたが、いざ辞めてみるとWEBのお仕事がもっと楽しくなって、家から出たくなくなっていました。
このころ手を広げて、パートなしで月の収入10万円を超えました。
内訳を上げると大きく3つあります。
Webライター
まずはWEBライター。
これはWEBサイトの情報を、サイト運営者に変わって執筆するというもの。
1記事3万円の難しいお仕事をもらって、必死になっていました。
アフィリエイター
WEBライターと並行してやっていたのが自分でサイトを作ってものを紹介して紹介料を得るアフィリエイトというお仕事。
WEBライターの納期と戦いながら、隙間時間でひたすらサイトを育てる、という感じで時間を溶かしていました。
このころ自分のサイトでの収入が5ケタを超え始め、やっと稼げるサイトに育ってきた、といった状況でした。
WEB編集者
WEBライターが書いた記事をサイトに入稿して、校閲したり、装飾を整えたり、画像を作って貼り付けたりする、というお仕事もやっていました。
このお仕事かなり特殊で、たまたま運よくいただいたお仕事で、めちゃくちゃスキルアップしたいいお仕事でした。
この案件に関しては時給制で、月に2万くらいいただいてたと記憶しています。
5年目【ハンドメイド作家】コケる
おうちで仕事をしていくうえで、単価を上げるか自動化するかしないと、職業として成り立たないと気づきました。
そして私が選んだ道は、ハンドメイド作家をやってみて、売れる作家になるためのコンテンツを作るという方法。
過去に一度ハンドメイド作家をやったことがあって、パソコンを使いこなせる今ならもっといけるとナメてかかったのが良くなかったと今でも思います。
ハンドメイド市場の今
ハンドメイド作家としてなんとなく売れたのは2015年ごろ。
一方でコケたのは2023年の話。
10年もたたないうちにすっかり市場は変化して、レッドオーシャンの厳しい世界になっていました。
同じ方法をやったとて全然売れず、「思ってたのと違った…」という現実の厳しさを思い知ることとなりました。
貯金が底をつく
WEB系のお仕事って、パソコンと情報商材くらいしかお金を使わないんですよね。
一方ハンドメイド作家って、材料を用意しないと話しにならないんです。
しかも今は「認定」と呼ばれるハンドメイドの資格のようなものも売れっ子なら当然持っていたり…
マルシェの出店料や作家仲間とのお付き合いなど、お金がひたすら溶けていきました。
縁という財産
ハンドメイド作家を始めて100万くらいあった貯金が底をつくのに時間はかかりませんでしたが、おかげで作家仲間がたくさんできました。
貯金なくなって次の1手を考えていたときに、作家仲間の
「保険営業で働こうかな」
という発言に乗っかって、次の職業が決まりました。
6年目【就職する】お金のプロに
保険営業って、自分には絶対できない仕事だと思っていたのですが、人が足りない業界なので素人をプロに育て上げる土壌がしっかりできていました。
自分の家のお金すら把握できない私がお金のプロなんて…専業主婦だったあの頃には想像できませんでした。
保険営業へ就職
たまたま作家仲間の集まるカフェに現れた、カフェのママの保険担当の人にお願いして、勢いで就職を決めました。
勢いで入社する人は多いのですが、私の経路で入社してきた人ってほぼいなくて、エピソードを離すとびっくりされます。
お恥ずかしながら人生で初めて正社員に就職することができました。
お金の勉強
保険営業って免許が必要で、最初の1か月は免許を取るための勉強がお仕事。
自分が無保険で、これまで保険に興味がない私でしたが、そんなど素人でもほぼ満点で免許の試験に受かりました。
その後も毎日のように数時間の勉強時間がとられて、2年目の今でも毎日なにかしらの知識を仕事から得ています。
安定した固定給
パートは時給、おうちでの仕事は出来高制でたまに詐欺案件もあり、ハンドメイド作家は作っても売れなければマイナス…
これまでそんな働き方をして来ましたが、正社員なので固定給でお給料がもらえて、底をついた貯金はすぐに取り戻すことができました。
8年目【離婚へ】8年の集大成
就職して2年目、夫から「離婚してほしい」と言われました。
できれば子どもが自立するまで…と考えていましたが、夫の気持ちが固まっていたので離婚を決意しました。
夫から提示された条件があまりにもひどいもので、調停離婚にすることに決めました。
もしも専業主婦のままだったら、もしも情弱のままだったら、多分ありえない条件と気づかずに、というか疑わずに離婚届けにサインをしていたかもしれません。
離婚時要件の違和感に気付けて、ちゃんと納得いく条件を!と考えられたのはこれまでの自分がいろんなことにチャレンジしてきたおかげです。
お金の知識
お金の知識があったからこそ、離婚条件の違和感に気付くことができました。
財産分与のことや、夫が提示してきた退職金や貯金の少なさ、税金や助成金のこと、家賃に対して自分の収入でやっていけるのかなど、悲観的にならずに客観的に考えることができました。
WEBを使いこなすスキル
違和感を単なる感覚で放っておかず、ちゃんとWEBで検索して調べる力もちゃんと持っています。
一個ずつ提示された離婚条件を調べて、お金のことも妥当なのか調べて、分からないことを放置しないで納得いくまでちゃんと調べることができたのは、おうちでWEB仕事をたくさんしてきたおかげだと思います。
未知のものにチャレンジする勇気
知らない単語、知らない制度、一人暮らしだってしたことないし、市役所の行ったことのない課や最終的に家庭裁判所にまで…
夫に離婚を言い渡されてから、調べては動き、動いては調べ、やったことのない離婚や調停申し立てなど、ビビらずにやれている自分がいました。
これまで慣れないパソコンで、知らない業界であるWEB仕事に飛び込んだり、知らない場所にマルシェ出店したり、ここ数年でいろんなことにチャレンジしてきた経験が肝になっています。
揺るぎないのは主婦業
主婦業しかできないと自己肯定感が低かった私でしたが、今はこんなに立派に主婦業ができるから、お金さえ何んとなかれば大丈夫!と自信があります。
ご飯、洗濯、学校のことなど、子どもにとって必要なのは圧倒的に私!親権も取られる気がしません。
たくさんの仕事を経験してきましたが、離婚するのに一番必要なのは主婦業です。
けっして誰にでもできる簡単な雑務ではありません。
主婦業しかできないと自信を失っていた自分に、いやいやそのスキルは一生もののお宝ですよと肩をたたいてあげたいです。
夫に嫌気がさしたらまず動く
こんなやつ離婚してやる
もしそう思ったら、まずは八つ当たりでも構わないので動くことをおすすめします。
コツコツへそくりを貯めるのもいいのですが、財産分与で半分取られます。
でもスキルは取られることなく全部自分で独り占めできます。
扶養で家のお金を使えるうちに、まずは自分の価値を上げませんか?
10年後の自分が感謝してくれるはずです。
10年後の自分が感謝してくれるよう、勇気を出して1歩を踏み出しましょう。