夫婦カウンセリングを受けることになり、右も左も分からない状態でとりあえず相談に行きました。
でもその「とりあえず」は効率がよくないんですよね。
夫婦カウンセリングは時間制で料金が決まっているので、目標を達成するために効率よく話すことが必須で、そのためには準備しておくことが必要不可欠です。
なんとなく相談したらなんとかなる、と相手任せにして失敗してしまった私が、経験を踏まえてどんな準備をするのかを3つに絞って解説します。
Contents
どうして準備が必要なの?

カウンセリングに準備をして挑むと、時間を無駄にしなくてすみます。
例えば具合が悪くて病院にかかるなら、こんなことを準備しませんか?
- 熱があるか、あるならいつからどのくらい出たか
- いつ頃から症状が出始めたか
- おくすり手帳を持っていく
問診票に書くことが多いこの3つを最低限用意しておけば話が早いですよね。
さらにどうなりたいかも頭の中でまとめておくと、スムーズに話が進みますよね。
- 仕事に行っても大丈夫か?
- 運転をするので眠くなる薬を出してもらえるか?
- 家族にうつったりしないか?
夫婦カウンセリングも同じで、事前に準備が必要です。
何か聞かれたときに考えて答えていたら時間がもったいないですし、こちら側の意思を伝えておけば話がスムーズです。
夫婦カウンセリングを受けるにあたって、ぜひ準備しておきたいのは以下の3つです。
- どちらが主導で話すのかを決めておく
- 今日の目標を決めておく
- カウンセリングのゴールを決めておく
詳しく1つずつ解説します。
夫婦カウンセリング事前準備①どちらが主導で話すか決める

現在の状況について整理し、どちらが主導で説明するかを事前に決めておけば、最初の緊張した状態でまごまごすることなく話せます。


とはいえ話がまともにできる状態でないご夫婦も多いですよね。
夫婦カウンセリングを受けよう提案した側が話すか、普段から会話の主導権を握っている方が話すのがいいとは思いますが、お任せする側はいつでもバトンタッチできるように心の準備をしておきましょう。
頭の中で夫婦カウンセリングを受けるに至った理由をまとめておくと話しやすいですね。
夫婦カウンセリング事前準備②今日のゴールを決める

次に用意しておきたいのが、夫婦カウンセリングに訪れたその日に解決したいことを決めておきましょう。
- 今まさに悩んでいる目先のことを解決したい
- お互いの考えていることを知りたい
- 少し話ができるようになりたい
夫婦間ですり合わせをする必要はなく、個人の意見でいいと思います。


話せそうならパートナーにも声かけして、それぞれが今日のゴールを決められると尚良いですね。
夫婦カウンセリング事前準備③カウンセリングのゴールを決める

最後に一番大事なことを。
なんのためにカウンセリングに通うのか、ゴールを決めておきましょう。
- 仲の良い夫婦としてやり直したい
- お互い干渉しないで生活したい
- 分かり合えないなら離婚も検討している
ここで表現しにくいこともあるのでふんわりと例に挙げましたが、性的なことなど、言いにくいことも言ってしまっていいと思います。
カウンセラーの先生は他人で、用が済んだら会うことはありません。
気まずくなっても後々困りませんし、せっかくお金を払うんですから、ちゃんと言いたいことを言いましょう。
これも夫婦で考え方を揃えて置く必要はありません。
お互いの思い描く夫婦像が違うことも

お互いが思い描く夫婦像が一致しなくて不仲になっているわけですから、意見を無理に事前に揃えておく必要はありません。
もし無理なくゴールとするべき夫婦像をお互いに揃えられるなら、カウンセリング無しでもなんとかなるのではないでしょうか。
それぞれが自分の心地いいと夫婦像や夫婦の距離感について、自分なりの答えを出しておけると考えがブレないですね。
具体的に夫婦像がわからないなら、過去と比べて考えてみてはいかがでしょう。
- これまでと同じがいいのか、違う方がいいのか
- もっと仲良くしたいのか、少し距離をおきたいのか
- 今の生活を続けたいのか、もっと別の形で生活したいのか
せっかくカウンセリングに行くのであれば、理想の夫婦像が違っていても遠慮して無理に合わせることはしなくていいと思います。
それも含めて相談してみることをおすすめします。
【夫婦カウンセリング事前準備】まとめ
おそらくほとんどの先生が状況を最初に聞いてくれると思います。
そのときに主導で話をする方が感情的にならないように状況説明をし、主導でない方がいつでもフォローできるように準備をしておきましょう。
お互いの求める今日の目標とカウンセリングを通しての目標を明確化しておくと、無駄な時間や遠回りを最小限に抑えられます。
そのときにこの3つについてもちゃんと伝えられるのが一番です。もしも夫婦間の考え方が違っても、というか違っているからこそカウンセリングを受けると思うので、遠慮なく先生に相談しましょう。
なにも準備せずに出向いて「先生に聞かれたことだけ答えれば大丈夫!」ではまごまごして時間を無駄にしかねません。
自分たちの考えをしっかり整理して、質の良いカウンセリングを効率よく受けましょう。