離婚率が一番高いのが、出産後2年までと言う話を聞いたことがありますか?
子供ができて幸せ真っただ中のはずの産後は、産後クライシスと言われる離婚しやすくなる時期が2年ほど続きます。
産後クライシス期間はホルモンバランスが崩れて精神的に不安定になり、イライラする女性につられて男性側にも影響を及ぼします。
その時離婚を免れても恨みが何年も持ち越されて熟年離婚の原因になるケースも少なくはありません。
別名ガルガル期ともいわれる産後2年で、夫婦に何が起こるのかと解決策についてまとめました。
離婚率の高い産後クライシスとは?

離婚率が最も高いのが産後2年以内と言われています。
この時期は産後クライシスと言われていて、女性のホルモンバランスが乱れる時期です。
芸能人でも産後クライシスを体験している人がいます。
- スザンヌさん
- くわばたりえさん
- 木下優樹菜さん
私自身もこの時期に言われたちょっとしたことで今も根に持っていることが結構たくさんあります。
女性に起こりうる産後クライシスとは
産後クライシスが起こる原因は以下のようなものです。
- 出産の影響でホルモンバランスが乱れる
- 睡眠不足などでホルモンバラスが乱れる
- 慣れない育児が上手くいかず精神的に不安定になる
- 自分だけ社会から置いて行かれたような気持ちになる
- 自分のために時間を使えないことでイライラする
産後クライシスと戦いながら女性はどんどん母親化します。
一方で父親であるパートナーは働き盛りである年代の人も多く、育児は任せて仕事を優先させることも夫婦間の「溝」を深めてしまいます。
困っているときに助けてもらえないと信頼がなくなり、スキンシップに過度の不快感を持つ人も少なくありません。

女性は妊娠中から母親になっていくのに男性はなかなか父親になれないって言うわ。



ギャップができると不仲になっちゃうわよね。
男性側に起こりうる産後クライシスの影響
男性が産後クライシスの影響を受けるのはこんなことです。
- 妻がイライラしている理由が分からずどうしていいかわからない
- 仕事が忙しすぎて育児参加できない
- 優しかった妻が人が変わったようになってしまった
産後クライシスや育児の大変さを100%分かって父親になる人はほとんどいないため、現実と理想のギャップに戸惑ってこんな事態が起こりがちです。
- 妻を女性として見られなくなる
- 妻の機嫌を取ろうとしてパシリのような関係性になる
- 家庭が安心できる場でなくなる
こんな状況が少しずつ悪化して、産後クライシス離婚へと発展してしまうため、出産後2年程度は離婚率が高くなってしまいます。
産後クライシスは特に注意!離婚のきっかけになりうる言葉


離婚がよぎるきっかけになるのは、「離婚してやる」「出て行け」などの直接離婚に関する言葉です。
産後クライシスによるすれ違いやストレスからケンカに発展し、つい思ってもないようなひどいことを言ってしまうこともあるでしょう。
離婚がよぎって我慢し続けているパターンも
ひどい言葉を投げかけてその時は平和に解決できても、その言葉がきっかけで何年も先に離婚に至ることもよくあります。



女性は特に根に持ちやすいから気を付けてね。



言う側が忘れてても言われた側は恨んでることあるよね。
特に気を付けたいのは以下のような言葉です。
- 「離婚」というワード(脅しでもNG!)
産後クライシスによる離婚の予防法①家庭内カーストをやめる


産後クライシスの時期によくあるのが、パートナーがないがしろにされるケース。
男性側からなら、いつも子供優先で自分のことは後回しにされてしまうケースなど。
女性側なら、「風邪を引いてしまったからご飯作れない」と連絡したら「じゃあ自分だけ外で食べてくるから作らなくってもいいよ」なんて返事をされてしまうケースなどがよく聞く話ですよね。
恋人でいる時期はパートナーにとっての一番大切な人は自分だったはずなのに、と思い返して悲しくなってしまいますよね。
家庭内カーストをやめるには?
産後2年なんて一番大変な時期で、旦那さん優先にできる余裕はない時期なんですよね。
その余裕のない姿を見て、どうしていいのかわからなくなる旦那さんも多い時期でもあります。
手が回らなかったとしても、手を貸す方法がわからなかったとしても心の中で1番大切にすることはできるはずです。
まずは子供に対して、パートナーが一番であることをお互いに刷り込むのがおすすめです。
- 会話の端々で「パパ」「ママ」を登場させる
- 子供の前ではパートナーの悪口を言わない
- パートナーがいないところで褒める



普段からこれをやっていると、パートナーが同じことをしてくれたときにすぐ気づくよ。



お互いに尊重し合うって大切ね。
大切にしていることが伝われば、物理的に多少後回しになってしまってもなんとかなるケースが多いのではないでしょうか。
産後クライシスによる離婚の予防法②相手の変化を受け入れる


お付き合いしていた頃がずっと続けばいいのですが、環境や年齢で価値観や体質はどんどん変わります。
女性なら結婚・出産・育児・仕事復帰・子離れ・介護・ホルモンバランスの変化など、男性なら育児・仕事環境の変化やストレスなど、変化するきっかけは至る所にあります。
観察→気づき→受け入れ→すり合わせを
うまくいっている夫婦は、普段から会話を重ねて、相手の変化に気づいたり受け入れたりとパートナーに常に興味があります。
好物や最近好きなテレビなど、まずは聞きやすいことから聞いてみるといいかもしれません。
まずはパートナーが今どんなことに困っていたり興味を持っているのか、少し会話ができるといいですね。
産後クライシスによる離婚の予防法③手が貸せなくても気持ちを向ける
自分のことで手一杯で手を貸すことができなかったとしても、放っておいていいわけではありません。
- いつも頑張ってくれて助かっている
- 力になれるかわからないけど困っていることはない?
- 最近ちゃんと休めている?
こんな風に一声かけるだけでも自分がパートナーを大切にしていることは伝わるはずです。
物理的にどうしても助けが必要なら家事代行などに手を貸してもらう方法もありますので、まずはお互いの心を支え合うような関係性を目指しましょう。
【関連記事】夫婦仲の改善に家事代行がおすすめ!選び方とおすすめの業者6選
最後に~産後クライシスをピンチではなくチャンスに
産後2年あたりは女性のホルモンバランスや生活環境の劇的な変化によって、離婚や不仲のきっかけを作りやすい時期です。
また時間を重ねるうちに好みや考え方は変わってくることも自覚して、パートナーに興味を持って、会話による変化のすり合わせができるといいですね。
「離婚してやる」「出てい行け」などの言葉はパートナーに離婚を意識させてしまうきっかけになりかねないので、脅しで簡単に口にしてはいけません。
手一杯な時こそお互いへの気遣いを欠かさず、産後クライシスを乗り越えて絆を深めましょう。
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[…] 産後クライシスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。 […]
[…] この「不平等を感じる」のは、出産から2年くらいの産後クライシスと呼ばれる時期に起こりやすいです。 […]